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民主労総労働者大会、3万人が都心をデモ行進

s20121112a-1.jpgs20121112a-2.jpg 11月11日午後2時、ソウル清渓川(チョンゲチョン)の平和市場前に労働組合の旗を押し立てて労働者が続々と結集してきた。あたり一帯が労組隊列で埋まる。チョンテイルの銅像も労働者の人波の中だ。民主労総の労働者大会が開かれるソウル駅前に向かってデモが出発した。
 先頭の横断幕に記されたスローガンは、「整理解雇撤廃! 労組破壊中断! 労働者参政権保障!」だ。金属労組の大部隊が先頭を行く。
 

s20121112a-3.jpgs20121112a-4.jpg ウルサンでは現代自動車非正規支会の労働者が高空篭城を続けている。第20回チョンテイル労働賞を受賞した金属労組サンヨン自動車支部は、支部長が長期のハンスト中だ。さらに多くの労働組合が命がけの闘いを続けている。労働現場で闘う労働者の怒りは激しく、この力が大デモの実現に至ったのだ。まさに民主労総の底力を見せ付けるものだった。
 ソウル駅前で開かれた全国労働者大会は雨をも跳ね返す、3万人の怒りが燃え上がるものだった。サンヨン自動車支部のハンサンギュン前支部長も舞台に立ち、2009年のサンヨン自動車工場占拠闘争は負けたわけではないと総括、「サンヨンの闘いの火花があちこちの現場に広がっている。3年の収監生活で、今の社会こそが大きな監獄だと知った」と語り、団結して闘いぬかなければならないと訴えた。
s20121112a-5.jpgs20121112a-6.jpg 大会決議文で「私たちの闘争は労働を越え、時代の良心を明らかにしたチョンテイル烈士の闘争だ」と宣言。さらに、△チョンテイル烈士精神を継承し、反労働・反民衆・反統一政策を粉砕して、労働基本権獲得と労働が尊重される社会建設のために闘う、△整理解雇撤廃、非正規職の正規職化をはじめとする権利の保障、公共部門解雇者の原職復帰のため力強い連帯闘争を推進する、などの闘争方針を決議した。
 大会直前の7日、キムヨンフン民主労総委員長が役員直接選挙制延期の責任を取って辞任し、さらに大統領選挙方針をめぐる攻防など、組織的課題を抱えた中で迎えた労働者大会だったが、大恐慌下で資本と闘う現場組合員の怒りが主導する大会となった。
 大会後、動労千葉訪韓団を前に動労千葉の田中康宏委員長が、「改悪された労働法のもとで御用組合がつくられるような困難の中で闘っている民主労総。この韓国の労働者と団結していけるのかどうか。これが今日の訪韓闘争の課題だった。労働運動なんだから困難が絶対につきまとう。その困難を日本の労働者が職場の闘いで突き破ってみせることが、日韓国際連帯だ。11月集会の課題もここある」と総括を提起した。「階級的労働運動の復権、民主労総との連帯をかけて団結ガンバロー!」と声高らかに拳を突き上げた。(M) 

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