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吉中同志、堂々と陳述 原本不実でっち上げ 共謀罪弾圧に怒り

 7月2日、東京地裁刑事第10部(小森田恵樹裁判長)で、吉中誠同志の第1回公判が開かれました。吉中同志は昨年末、電磁的公正証書原本不実記録・同供用(虚偽の住民登録)をでっち上げられ逮捕・起訴されました。現在も勾留が続いています。
 吉中同志は冒頭の意見陳述で、この裁判の階級的性格を余すところなく明らかにしました。そして本弾圧は共謀罪弾圧であり、改憲・戦争阻止決戦の重要な一環として絶対に粉砕するという決意を45分にわたって堂々と述べました。新自由主義の危機と破産、戦後世界体制の崩壊、帝国主義間(大国間)の争闘戦と日帝・安倍政権の危機を鋭く指摘する同志の演説に、傍聴人への退廷を連発する裁判長も黙って聞くしかありませんでした。

 続いて弁護人から本件捜査の違法・不当性が訴えられました。この中で重大な事実が明らかとなりました。警視庁公安一課は、吉中同志が前進社に住民登録した翌日、これを罪だとでっち上げて江戸川区役所から防犯カメラ映像を押収しました。しかも捜査の開始はこれよりも前の、吉中同志の実家が解体処分されるところから始まっていたというのです。何ら具体的な犯罪を念頭に置かず、捜査機関という立場を利用して対象者の情報を入手し権力の管理下に置き、身体拘束のために罪をねつ造する! これこそ共謀罪弾圧であり、革命党弾圧です。
 こんな違法・不当がまかり通っていいのか! 弁護人の説得力と迫力ある大演説は検察官の冒頭陳述を完全に圧倒しました。傍聴席からの割れんばかりの拍手に裁判長はたまらず退廷を連発しましたが、正義がどちらにあるか明らかです。
 裁判所内外で傍聴人を監視・威圧する警視庁公安一課の刑事どもの許しがたい姿は、戦争・改憲に突き進む安倍政権の危機と焦りを示しています。次回公判は検察官請求証人として警視庁公安一課の岡野直人と吉徳健太郎が出廷します。法廷を階級的怒りで埋め尽くそう。共謀罪弾圧を粉砕し、革命に勝利する党の建設に勝利しよう。

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