革共同政治集会 改憲阻止へ戦闘宣言 若きリーダー鮮烈に登場
9月9日、東京・サンパール荒川で革共同政治集会が開催され、980人の結集で歴史的な大成功をおさめた。天田三紀夫革共同書記長が基調報告に立ち、安倍政権の改憲・戦争攻撃に立ち向かう「中核派の戦闘宣言」を発した。新執行部を確立した全学連の高原恭平委員長や青年労働者の決意表明が全体を圧倒的に牽引(けんいん)し、「新しい革共同の姿」を鮮烈に示した。さらに全学連の洞口朋子さんと斎藤郁真前委員長がそれぞれ2019年4月統一地方選、7月参院選への出馬を宣言し、沸き立つような拍手と歓声で支持された。
天田書記長が基調
「改憲・戦争阻止!中核派の戦闘宣言」と題して基調報告を行った天田書記長は、三里塚反対同盟や動労千葉と共に闘い抜いてきた「歴史的存在としての革共同」が、今日の改憲阻止決戦を前に「情勢に間に合った」こと、「革共同が改憲阻止決戦の現場に仁王立ちすることができた」ことの巨大な意義を強調した。そして「自衛戦争」賛成論に転落した日本共産党スターリン主義との党派闘争を闘い抜き、特に「青年・学生の獲得をもってスターリン主義を乗り越える」ことを訴えた。これを受け、各産別で奮闘する労働者同志や青年労働者、学生が次々と決意表明に立った。
動労千葉の同志はこの間の職場攻防の前進を報告し「職場こそ革命の最大最高の戦場だ」とアピール。動労水戸の同志は常磐線全線開通阻止へJR東日本本社抗議闘争に立つことを表明した。西日本豪雨災害の被災地から駆けつけた自治労倉敷の同志が特別報告に立ち、改憲阻止闘争の先頭で闘う決意を示した。教育労働者の同志は「子どもたちの未来を戦争で奪うな」をスローガンに闘うと宣言し、さらに郵政労働者、自治体労働者、合同・一般労組で闘う同志や東京都委員会の決意表明が続いた。カンパアピールは医療福祉産別の青年労働者が担った。
三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さん、北原健一さん、伊藤信晴さん、沖縄民権の会の座覇光子さん、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の狩野満男さんが来賓あいさつを行い、共に闘う決意を明らかにした。
学生の発言に歓声
集会のハイライトは青年労働者・学生の決意表明だ。マルクス主義青年労働者同盟の同志は、「これからの時代を担うのは青年・学生。動労総連合青年部を拡大し、11月集会への1万人結集を実現しましょう」と熱烈にアピールした。
続いて9月1、2日の定期全国大会をもって新執行部を誕生させた全学連から4人の同志が登壇すると、会場の熱気は最高潮に達した。斎藤郁真前委員長と洞口朋子さんの来年参院選、統一地方選への出馬表明に続き、新たに全学連執行部に加わった加藤一樹書記長が「全国大学でストライキを!」と訴えた。最後に、高原恭平委員長が「改憲阻止・日帝打倒! 日本プロレタリア革命の完遂に向かって、人生をかけてともに闘いましょう」とアピールし、歴史的な革共同集会を締めくくるにふさわしい見事な熱弁で会場全体を一つにした。
基調報告 天田三紀夫書記長 改憲阻止決戦の現場に仁王立ちして闘おう!
革共同は三里塚反対同盟と共に、そして動労千葉と共に闘い抜いてきました。その地平の上に現在の革共同があります。そして今、私たちはついに改憲阻止の決戦を迎えました。
この間の全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部に対する大弾圧は階級的労働運動への絶滅攻撃です。この共謀罪攻撃を粉砕することが改憲阻止闘争の勝利のために求められています。
沖縄をめぐる情勢も激変しました。9月20日の自民党総裁選、9月30日の沖縄県知事選を経て10月から臨時国会が始まる。われわれに求められているのは、7万人が決起した沖縄県民大会、この怒りの先頭に立って安倍打倒のために闘うということです。
星野闘争は新しい局面に入りました。11月25日の高松集会から来年1月27日の東京集会への過程を全力で闘い、労働者階級の力で星野同志を奪還する決戦です。
そして11・4全国労働者集会と改憲・戦争阻止!大行進に巨万の結集をかちとる。改憲阻止闘争を労働者階級が担い、労働組合の力で闘う。このことを転換的にはっきりさせましょう。
日本共産党の言う「野党共闘」路線は、労働者が社会の主人公であることを否定するものです。「自衛戦争」容認論は、戦争の原因が資本主義であることをあいまいにする、資本主義と闘わない完全な屈服路線です。この日本共産党スターリン主義を乗り越えた時、日本階級闘争は荒々しく発展します。
未来は青年のものです。来年4月の統一地方選挙に洞口朋子さんが、7月の参議院選挙には斎藤郁真君が出ます。革共同は情勢に間に合った。歴史的存在としての革共同が改憲阻止決戦の現場に仁王立ちすることができた。その大きさに確信をもって闘いましょう。
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