天皇被災地訪問に反対 改憲・戦争阻止!大行進・岡山 倉敷・岡山で申し入れと街宣
9月14日に天皇・皇后が岡山空港から自衛隊ヘリに乗り換えて、被災地・真備を訪問した。これに先立って被災3県の知事を皇居に呼びつけている。「改憲・戦争阻止!大行進・岡山」は訪問に断固反対し、倉敷市長への申し入れを行い、倉敷・岡山両市役所と岡山県庁への連日のビラまきを行った。
倉敷市真備地区では、50人以上の命が奪われ、8千世帯のうち中心部の4千棟の住宅が全壊した。今も被災者の多くは避難所や借り上げ住宅で不自由な生活を余儀なくされている。
被害拡大に拍車をかけたのが市町村合併、民営化、非正規職化による地方切り捨てである。豪雨災害は国の責任だと弾劾する声が、日に日に高まっている。
天皇の被災地訪問は、政府・国家に対する労働者人民から沸き起こる怒りを押しつぶし、黙らせるために行われた。天皇の訪問は、地元に莫大な財政支出と人的負担を強いる。12時間勤務体制で避難所対応にあたっている倉敷市職員には過大な負担だ。訪問当日には地元の住民に沿道で「日の丸」の旗を振らせ、倉敷市職員も警備に動員された。
天皇制とは国家による暴力支配であり、戦争であり、差別や抑圧の元凶だ。改憲と天皇制に絶対反対して闘おう。(全国農民会議岡山支部・内藤大一)
〔写真〕岡山県庁前で街宣
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