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三里塚一斉行動―第3滑走路建設阻止へ住民と対話

20181107-a-1.jpg 10月28日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は66回目の成田空港周辺地域一斉行動に立ち上がった。
 成田空港会社(NAA)はこの間、A滑走路の運用時間1時間延長の開始時期を来年10月末の冬ダイヤから行いたいとの意向を明らかにし、騒音地域の内窓設置工事を急いでいる。さらに、第3滑走路予定敷地内の住民から同意書を約77%集めたとして住民を揺さぶり、あきらめを組織しようと躍起になっている。しかし、市東孝雄さんをはじめとする反対同盟の断固たる闘いと決意が周辺住民へと波及する中で、「空港機能強化策は撤回あるのみ」という声は日に日に高まっている。さらに、機能強化策撤回のためにも、市東さんの農地を守らなければならないと考える住民も出てきている。住民の命と生活を奪う敵は一つだということが、反対同盟の粘り強い取り組みの中でますます鮮明になってきているのだ。
 朝の打ち合わせでは、「市東さんの農地取り上げ強制執行を千葉地裁は認めるな」という要望書・メッセージを周辺住民から集めることを確認し、一同は担当地域へと繰り出した。用意された反対同盟ニュース第61号は、10・14全国集会の息吹を地域に伝え、11・19千葉地裁包囲行動への参加を呼びかけるものだ。

この日も多くの住民からさまざまな声が寄せられた。NAAの必死の宣伝に比して同意書取りは進んでいない実態や、補償の問題をめぐって何ら説明しないNAAの態度への怒りが伝わってきた。さらに、市東さんが誠実に農業に取り組む姿への共感と、畑を奪うことは許されない趣旨のメッセージが書かれた要望書は30を数えた。
 夕刻の集約の最後に市東さんが、「第3滑走路建設との闘いはこれからが本番。これまでもそうだが、NAAのやり方はどんどん既成事実を作っていってあきらめさせるというもの。われわれはこれからも地道に周辺住民に働きかけよう」と訴えた。次回行動日を11月25日と確認し、一日を締めくくった。(N)

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