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狭山再審棄却するな/東京高裁にデモと申し入れ/全国水平同盟を先頭に

裁判所前では行進を止めて、再審棄却を狙う東京高裁を弾劾。怒りのデモを闘った(6月24日)

6月24日、全国水平同盟、部落解放東日本共闘会議、東京労組交流センターの呼びかけで、狭山第3次再審闘争の勝利に向けた東京高裁包囲デモと要請行動が闘われました。
正午からの東京高裁包囲デモは、全学連を先頭に40人が結集しました。検察庁、警視庁、裁判所がある霞が関一帯に「石川さんは無実だ。直ちに事実調べ・再審を行え」のシュプレヒコールが轟きました。裁判所前では、デモ隊が立ち止まって再審棄却を狙う東京高裁を弾劾。警視庁・公安の弾圧を粉砕して戦闘的にデモを貫徹しました。
裁判所前でのアピール行動に続き、午後1時半からの東京高裁要請行動では、水平同盟の久原正子委員長が、戦時下での解放運動潰しの攻撃を弾劾し、不屈に闘う石川一雄さんと団結して狭山闘争に勝利することを宣言。西郡支部、高槻支部、京都崇仁・東三条支部、徳島支部の要請書を提出しました。杉並支部、広島解放共闘、動労総連合・水戸、全学連、東京の各地区労組交流センターが次々に立って要請書を読み上げました。新任の訟廷管理官は高圧的に時間制限を繰り返しましたが、「第3次再審で18年間も石川さんの無実の訴えに耳をかさず、事実調べをやらないことが問題だ」との要請団の声に沈黙しました。
この日の要請行動は怒りの渦と化しました。狭山差別裁判との闘いは国家権力との非和解の闘いであり、部落差別による帝国主義の階級支配を打破する闘いです。昨年12月、新たに就任した家令和典裁判長に対する「期待」や「楽観」は武装解除につながります。決戦局面を迎えた狭山闘争の勝利を実力闘争で闘おう。
東京高裁家令裁判長の再審棄却を許さず、下山鑑定をはじめ11人の鑑定人尋問と裁判所によるインクの鑑定を行わせ、事実調べ・再審開始をかちとろう。戦争と差別に反対し、岸田政権を打倒しよう。(全国水平同盟杉並支部 狩野正幸)

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