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8・6ヒロシマ暴処法弾圧粉砕へ関西集会

広島の植野さんの報告に聞き入る参加者(6月22日 大阪市)

6月22日、大阪市北区のPLP会館で改憲・戦争阻止!大行進関西の主催で「8・6ヒロシマ暴処法弾圧」粉砕関西集会が90人の結集で開かれた。岸田政権が米軍と一体となって推し進める中国侵略戦争を8・6ヒロシマの1000人決起で迎え撃つと参加者全員が決意した集会となった。同時に起訴された5人の仲間を早期奪還する闘いに突入することも確認された。
大行進北摂の仲間が司会を務め、解雇攻撃と闘う改憲・戦争阻止!大行進関西代表代行の木下浩平さんが主催者あいさつを行った。続いて深町加代子さんが基調報告を行った。深町さんは、8・6暴処法弾圧は、全人民の反戦・反核の拠りどころである「8・6ヒロシマ」をつぶす攻撃だと弾劾し、5人の防衛・奪還と中国侵略戦争阻止の闘いを一体で爆発させようと訴えた。
関西青年集会実行委員会の仲間からのカンパアピールと被告メッセージ紹介があり、続いて広島から「8・6ヒロシマ暴処法弾圧を許さない会」事務局の植野定雄さんが報告を行った。大坂正明さんの裁判を担当していた検事を広島高検に異動させ、膨大な証拠提出と30人に及ぶ警察官の証人申請など、権力はなりふり構わず強権を発動し、分離公判をも狙っている。植野さんは「敵も必死だが、我々も最高の弁護団と被告団でガチの勝負に入っている。必ず勝利しよう」と訴えた。
地域医療交流会の西沢いづみさんは、この国が人命を軽視して戦争に進んでいると岸田政権を批判して、「おかしいと声を挙げることを犯罪視するあり方」を根底から弾劾した。そして、「私たちは屈服せず諦めないで立ち上がること。軍事優先の社会を止めることを日々訴えていく」と表明した。
次に全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長が、京都3事件での湯川裕司委員長への懲役10年の求刑を弾劾し、引き続きの支援を訴えた。そして暴処法弾圧について、「梅田反戦デモのリーダー格3人の長期勾留は反戦運動が発展しているから狙い撃ちされたものだ」と弾劾。一刻も早く奪還する行動がまだ弱いのではないかと指摘した。そして、「広島拘置所への激励行動や弁護団を通して保釈圧力をかけるべき」と、今後の運動にとっての重要な提案があった。
被告の西納岳史さんの父親の弘さんが、関合労豊能支部の谷口恭子委員長と共に登壇し、「岳史が皆さんと団結して一緒に闘う、そういう後押しが5人の解放につながる」と発言した。八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長は、デイサービスで働く髙田暁典さんの逮捕に怒って被爆者である利用者が発した「一刻も早く取り戻したい」という声を紹介した。
北摂労働者集会実行委員会であり関生支部の矢島竜次さんは、「冨山小太郎君は地域の労働運動や市民運動の中心人物であり、冨山君らを取り戻す闘いを悔いが残らないよう強めよう」と提起した。高槻医療福祉労組の青年労働者、八尾北医療センターの末光道正医師、全学連の発言が続いた。
最後に、近畿救援会の吉井唯真さんが、①万の数で共同抗議声明を集める、約3千の釈放要求署名提出に続いて地域に署名を持ち込む、②激励行動も含む5被告の防衛と奪還、③8・6ヒロシマへ1千人大結集ーー以上の闘いを中国侵略戦争阻止と一体で闘うと、具体的行動方針の提起を行い、集会を締め括った。(近畿救援会・見谷渉)

広島の植野さんの報告に聞き入る参加者(6月22日 大阪市)

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