若者・女性の声を杉並から ほらぐちともこは訴えます 改憲阻止し貧困なくそう
地元無視の再開発反対
私、ほらぐちともこは、元都議の長谷川英憲さん、元区議の北島邦彦さんを引き継いで、4月の杉並区議会議員選挙に挑戦します。働く人たち、とりわけ若者や女性が今の政治に対して声を上げ、行動できる社会を、この杉並からつくっていきたいと思います。
今、若者の2人に1人が非正規職にされ、私と同世代の女性の4割が年収200万円以下のワーキングプアと言われています。そして女性の貧困は子どもの貧困にもつながっています。毎日一生懸命に働いている人たちが、低賃金や不安定な雇用、劣悪な労働条件を強いられ、貧困や過労死に追い込まれていく――そんな社会のあり方は、絶対に間違っています。今こそ若い世代が先頭に立って、社会を変えるために立ち上がる時です。
杉並区では今、JR阿佐ケ谷駅北口の大規模な再開発計画が、地元の住民には何の説明もなく一方的に進められようとしています。駅前の杉並第一小学校を移転して高さ60㍍の巨大商業施設を建設し、周辺で営業してきた商店街を軒並みつぶそうとするものです。しかも、小学校の移転先は戦前からの病院の跡地であり、医療廃棄物による深刻な土壌汚染が指摘されています。「こんな場所に子どもたちを通わせていいのか」と、住民からも抗議の声が上がっています。こんな計画は白紙撤回しかありません。
各地で行われている再開発は、どれも地元の声を無視し、一部の大企業の利益のために地域の暮らしを犠牲にするものばかりです。私は、地域の住民の方々、商店街、病院や小学校で働くみなさんと力を合わせて、阿佐ケ谷駅北口の再開発計画を断念させるために全力で闘います。
「杉並丸ごと民営化」を推進する田中区長は、公立保育園を次々と民営化し、児童館の廃止も進めてきました。民営化で民間企業が経営するようになった保育園では、劣悪な労働環境のために保育士さんが次々と退職し、人員不足で子どもたちの安全が脅かされています。子どもを安心して預けることができない保育施設の現状は、小さな子どもを抱えるお母さんを追い詰めています。私は、田中区長が進める保育園の全面民営化にきっぱりと反対し、公立直営保育園の増設を要求して闘います。そして公立・民間を問わず、保育士さんの賃上げと労働条件改善を求めます。
田中区長がやっている「命より金もうけ」「住民の暮らしより企業の利益」の政治は、まさに自民党・安倍政権がやっていることと同じです。私が区議選への立候補を表明してから、本当にたくさんの高齢者の方から「若い力こそ希望だ」「がんばれ」と声をかけていただきました。世の中を支えてきた高齢者の方の年金や医療、介護をどんどん削減する安倍政権、介護施設の民営化を進める田中区長に対して、私は、若者と女性の声、地域の声、高齢者の方々の声をひとつにして、医療や年金・福祉を取り戻すために力を尽くします。
戦争阻止の大運動を!
自民党は今、4月の統一地方選から7月の参議院選挙までの過程を「改憲へのステップ」と位置づけ、全国の候補者に「改憲を掲げて選挙をやれ」と号令をかけています。安倍政権がやろうとしている憲法の改悪、「二度と戦争をしない」と誓った憲法9条を壊そうとする動きに対して、私は絶対反対を掲げて闘います。
改憲は徴兵制への道、そして戦争への道です。今、安倍政権は全国の自治体に自衛隊員募集業務への全面協力を迫り、18〜22歳の若者の名簿を自衛隊に提出させようとしています。すでに杉並区でも、昨年3月、6月に計8回にわたって、約9700人分の住民基本台帳を自衛隊が閲覧しています。その一方で安倍政権は、福祉を削って年間5兆円もの防衛予算を計上し、大量の兵器を購入しようとしています。
何よりも、沖縄・辺野古で新たな米軍基地建設が強行されています。沖縄の人々が何度も何度も「新基地反対」の意思を示してきたにもかかわらず、問答無用で辺野古に土砂を投入する――この安倍政権の凶暴なやり方を見てください。絶対に許せません。これこそ改憲の正体です。
過去のどんな戦争も「自衛のため」「国民を守るため」という口実で行われました。しかし、その実態はいつも一握りの大企業や軍需産業、そしてそれと結びついた権力者が利益を得るための侵略戦争でした。安倍政権が進める改憲も軍備の増強も、アメリカ軍と一体化して新たな侵略戦争を準備するものでしかありません。
もうこんな安倍政権は終わりにしなければなりません。改憲を絶対に阻止し、子どもたちや次の世代に戦争も基地もない社会を残すために、私はこの杉並から戦争反対の大きな運動を巻き起こしたいと思います。原水爆禁止運動の発祥の地である杉並から、「9条変えるな! 辺野古埋めるな!」の声を日本中へ、そして世界中へ発信していきましょう。
今回の杉並区議選は、48の議席をめぐって70人以上が立候補する大激戦が予想されていますが、みなさんと力を合わせて絶対に勝ち抜く決意です。
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