1. HOME
  2. ブログ
  3. 佐野SAストに続こう 合同労組 群馬

佐野SAストに続こう 合同労組 群馬

ストライキにより営業がストップし、ロープが張られた佐野サービスエリア内部の売店(栃木県佐野市)

お盆の帰省ラッシュ真っただ中の東北道・佐野サービスエリア(SA)上り線で、8月14日未明からフードコートと売店の営業が一斉にストップした。労働者がストライキに入ったのだ。テレビや新聞が一斉に報道し、日本中に知れわたった。
佐野SAはコンビニと同じく365日24時間営業。休む間もない過酷な業務だ。運営する株式会社ケイセイ・フーズは、岸敏夫社長夫婦がほぼ全株を握る。栃木県佐野市に本社をおく片柳建設グループの企業だ。
この片柳建設グループは経営が傾き、3カ月前からメーンバンクの群馬銀行から新規の融資をストップされた。借金返済も滞った。佐野SAも、信用不安により7月25日前後から商品が納入されなくなり、8月には倉庫から在庫がなくなってしまった。
この状況を打開しようと納入業者との折衝に必死で当たったのが、今回のストライキの中心人物である総務部長だった。彼の信頼で商品の納入も再開された。しかし、社長はその約束をほごにしようとした。そればかりか、そのことを糾弾した総務部長に対して8月13日に解雇を通告。14日に始まったストライキはこれを受けた全労働者が抗議の出社拒否=ストライキに立ち上がったものだった。

食堂の自動券売機には「中止」の張り紙

経営陣退陣などを求める「従業員一同」の訴え

突然の事態。正確に言えば労働組合の結成もなされておらず、お盆休みでどこにも相談もできなかったという。とにかく全国の市民・労働者に知ってもらいたいと、部長を始め労働者が慣れないフェイスブックやツイッターでの拡散を開始して、事態は大きく知れわたった。社長はスト破りを動員して、業務の一部再開を強行した。
初めは当事者も、ストライキは数時間で終わると思ったという。しかし、労働者の生活と団結をかけて闘いは進んでいる。労働者の闘いはこのようにして始まるのだ。立ち上がった労働者に、国鉄闘争を闘う私たちが、労働組合とストライキ、団結の希望と展望を示す時だ。全国でこうした闘いと結びつき嵐のような闘いを巻き起こす、その中で11月労働者集会の大成功を切り開こう!(群馬合同労組・清水彰二)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択