会計年度職員攻撃ぶっ飛ばせ 自治労大会 闘う単組が大合流
8月27~29日、福岡で開催された自治労第92回定期大会は、自治体労働運動を再生し、会計年度任用職員制度とマイナンバーカード強制の大攻撃、そして関西生コン支部への大弾圧を労働組合の力でぶっ飛ばす歴史的出発点となった。
27日、豪雨をついた労組交流センター自治体労働者部会と地元九州の仲間のアピールは数千人の大会代議員・傍聴者に染み渡った。会計年度職員攻撃絶対反対を訴えるビラ1300枚と仙台市社会福祉協議会職員労組の「5年雇い止め」撤回リーフ500部が手渡された。関西生コン弾圧粉砕と日韓労働者の連帯、マイナンバーカード拒否を訴える「前進」が行き渡った。受付に並んだ参加者は自治労倉敷を先頭とする熱烈な演説に聴き入った。
大会前夜の26日、自治体部会主催の集会には九州から新たに自治体職場の三つの単組・分会が合流した。闘いの現状と絶対反対を貫いて社会を変える路線をめぐる討論が熱くかちとられ団結が打ち固められた。
全国の自治体で反対意見が続出
大会前に、全国の自治体の単組、都道府県本部で会計年度職員制度やマイナンバーカードをめぐる議論が沸騰し、自治労総体として反対すべきだとする意見が続出していた。大会は、会計年度職員もマイナンバーも安倍政権と同じく推進の立場に立つ自治労本部への怒りがみなぎる中で開催された。闘いは、堕落した幹部たちの制動をはねのけて一気に燃え上がろうとしている。その第一歩を自治労大会をめぐる闘いはつくり出した。絶対反対で闘う単組・分会の新たな結集はその象徴的事態だ。
会計年度職員攻撃と闘おうとしない自治労への不信を募らせて、県単位での単組の集団脱退・組合解散が起こっている。自治労としての崩壊的状況の始まりだ。他方で闘う組合への新規加入が続いている。9月議会での条例化が不可能となった自治体も出ている。マイナンバーカードに対し公務員労働者として反対の先頭に立つべき時に「率先して取得すべき」とする許しがたい意見と対決する闘いが始まっている。改憲・戦争、労組破壊をめぐる分岐と決起が自治労全体を揺るがす規模で進んでいる。「労働組合のない非正規職だけの社会」を許すな! 労働運動の革命的転換をかけて11・3労働者集会の大結集をかちとろう。
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