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「横田基地から戦争が見える」 三多摩 福本道夫さん招き学習会

オスプレイが配備されてから1年。横田基地の現状を福本道夫さんが怒りをこめて報告した(9月8日 東京・昭島市)

バリバリバリッ……「大型バイクの爆発音のような」(福本道夫さん)轟音(ごうおん)が夜空をつんざく。CV22オスプレイのハッチが開き、機関銃の銃身が見える。何を狙っているのか?――9月8日に東京・昭島市内で行った学習会「オスプレイ配備から1年 横田基地から戦争が見える」で、講師の福本道夫さん(横田・基地被害をなくす会副代表)が上映した報道番組の一コマだ。
横田基地に配備されたオスプレイが銃口を住宅地に向けて飛行訓練している実態が報じられている。敵地潜入・要人暗殺など特殊作戦を任務とするCV22オスプレイは、戦場で離着陸する際に下からの砲撃に備えて機関銃を構えている。横田基地周辺でも住宅地や国道16号を走る車を標的に見立てて訓練しているのだ。
上映後、福本さんは、オスプレイの訓練や無人偵察機「グローバルホーク」の展開、パラシュート降下訓練など今までと違った訓練が行われていると述べ、「ここ数年間で基地の性格が変貌(へんぼう)した」と指摘。オスプレイの事故率の異常な高さや日米合同委員会の内実、高度制限など合意すら守られていない訓練の実態や事故事例を挙げ、「事故は起きてないと言いながら実は起きている」と報告した。
次に、三里塚芝山連合空港反対同盟事務局の伊藤信晴さんが「国と成田空港会社は周辺自治体を総動員して成田の完全空港化を狙っている」と述べ、9・24請求異議裁判控訴審と10・13全国集会への結集を訴えた。とめよう戦争への道!百万人署名運動・青森県連絡会の仲間が「横田と青森、全国が横のつながりをもって闘おう」と語った。
星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の星野暁子さんが、「文昭はこの昭島にある東日本成人矯正医療センターで5月30日に亡くなりました。文昭の思い、闘いの全部を皆さんと一緒に私が引き継ぎます」と語り、国家賠償請求訴訟と第3次再審請求訴訟を闘う決意を述べた(写真)。ソリダリティを合唱し、地元の労組や住民からアピールが続いた。
最後に実行委が横田基地公害訴訟の傍聴や11・3労働者集会への大結集を呼びかけた。(改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 加納敏弘)

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