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全基地撤去訴え横田デモ 「沖縄へのミサイル配備許すな」

横田基地第5ゲートを背にシュプレヒコールをあげて進むデモ隊(10月30日 東京都福生市)

「戦争反対! 基地撤去!」快晴の米空軍横田基地の空に、爆音ではなくデモコールが響く。「横田基地にオスプレイいらない!」「低空飛行訓練やめろ!」。デモ隊に手を振る人もいた。
10月30日、「沖縄へのミサイル配備ゆるすな! すべての基地を撤去しろ! 横田デモ」が70人の参加を得て闘われた。デモに先立って、福生市内の公園で集会が行われた。
三多摩地区の医療労働者が司会を務め、労働組合で闘う青年労働者のメッセージを紹介した。メッセージは、横田基地で「サムライ即応監査」というテロ攻撃を想定した訓練が行われたことを弾劾した。「米軍基地へのテロ攻撃なんて、そもそも米国が世界中で戦争をして多くの人々を殺戮(さつりく)しているから起きるのです!」
改憲・戦争阻止!大行進三多摩の青年労働者が主催者あいさつに立った。「横田基地所属のCV22オスプレイが2度も緊急着陸をした。一歩間違えば大事故につながりかねない」「労働者の戦争動員が現実の問題になった今、問われているのは労働組合だ。11・7集会に集まろう」
横田・基地被害をなくす会副代表の福本道夫さんが横田基地の現状報告を行った。福本さんはまず、7月6日に6機目のオスプレイが追加配備されたことを弾劾した。横浜に船で運ばれ試験飛行も行わずに配備されたもので、まさに欠陥機だ。さらに福本さんは、沖縄など他の基地での訓練を終えたオスプレイが深夜に横田基地に帰ってきてホバリング(停止飛行)を行い、爆音をまき散らしていることを弾劾した。また、衆院選と同時に行われる最高裁裁判官国民審査について「最高裁は基地問題の訴訟で憲法判断をしない。全員に×を」と訴えた。
三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、「成田の滑走路を延長して一体何に使うのか。軍事使用しかない」と弾劾した。改憲・戦争阻止!大行進千葉の仲間は、「陸上自衛隊習志野第1空艇(くうてい)団が全国で演習に参加している」と弾劾。大行進神奈川の仲間は、「横田・木更津・横須賀・朝霞を結ぶ反基地ネットワークを」と呼びかけた。全学連は、大学の戦争協力に反対する反戦・反基地闘争をつくり上げる決意を表明した。
デモには飛び入り参加もあった。青年労働者と結びつく闘いを実現しよう! (改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 加納敏弘)

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