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4・28沖縄デー スクラムデモ渋谷を席巻

固くスクラムを組み機動隊のデモ規制を押し返し前進する全学連。沿道から熱い共感が寄せられた(4月28日 渋谷区)

「安保粉砕、虐殺やめろ!」
 4月28日、改憲・戦争阻止!大行進が主催する4・28沖縄デー集会と渋谷デモが800人の結集で闘われた。多くの若者でにぎわう渋谷の街に全学連のヘルメット・スクラム部隊を先頭とする反戦デモが登場し、「戦争反対!岸田打倒!」「安保粉砕!基地撤去!」「パレスチナ連帯!虐殺やめろ!」のコールをとどろかせた。警察・機動隊の不当なデモ規制を固いスクラムで押し返し、沿道をぎっしりと埋める人々の圧倒的な注目を集めながら堂々と行進、これに応えて多くの若者や外国人が腕を振り上げてコールを唱和し、あるいは拍手や歓声でデモへの熱い共感を示した。
 デモに先立ち、午後1時から「米日の中国侵略戦争阻止!沖縄を軍事要塞(ようさい)にするな!」を掲げて代々木公園(東京都渋谷区)で集会を行った(4面に主な発言)。主催者あいさつに立った森川文人弁護士は「今日のデモで、戦争を阻む私たちの力を示そう!」とアピール。続いて全学連の赤嶺知晃委員長(沖縄大学)が集会の基調報告を行い、「沖縄のわき上がる怒りと連帯し、本土―沖縄を貫く安保・沖縄闘争の爆発をかちとろう!」「米日の中国侵略戦争阻止! 日米安保=戦争同盟粉砕! 本日の闘いをその出発点にしよう!」と熱烈に訴えた。
 次に東京拘置所在監の大坂正明さんからのメッセージを全学連の学生が代読、また広島大学の学生が8・6暴処法弾圧粉砕のアピールを発し、昨年のイスラエル大使館抗議闘争で不当逮捕された学生はパレスチナ連帯闘争へのさらなる決起を呼びかけた。
 動労千葉の中村仁副委員長は、港合同昌一金属支部への組織破壊攻撃への抗議闘争を報告、労働組合として戦争協力拒否を貫く決意を明らかにした。さらに地方自治法改悪と闘う自治体労働者、青年労働者、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、洞口朋子杉並区議、改憲・戦争阻止!大行進神奈川、同埼玉から発言が続いた。最後に全学連の決戦アピールが、新入生2人を含む3人の学生から発せられ、自らの生き方をかけた反戦決起の烈々たるアピールに全体が万雷の拍手で応えた。

数千人が注目する中、渋谷のスクランブル交差点を進む改憲・戦争阻止!大行進のデモ隊列

SNSで世界に発信され大反響
 警察・機動隊の暴力的なデモ規制に体を張って立ち向かい、地鳴りを響かせて行進する全学連白ヘル部隊の姿は、SNSなどで国内外に発信され大反響を呼んでいる。デモを撮影した動画に英字のキャプションを付けたX(旧ツイッター)の海外向けの投稿には2日間で2万8千件以上の「いいね」が付いた。アメリカ各地の大学でパレスチナ連帯行動を組織する学生団体の公式Xも「機動隊に抵抗する東京の学生たち」と動画付きで紹介、またアラブ系有力メディアの公式インスタグラムでも取り上げられ、どちらも1日で1万数千件の「いいね」が付くなど、渋谷を席巻する戦闘的な反戦デモに国境を越えて支持と共感が集まった。

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