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「日米安保粉砕・中国侵略戦争阻止!」九州・沖縄で4・28沖縄デー闘争

佐賀空港オスプレイ配備阻止の現地抗議行動(4月28日)

●九州
 全国各地で闘われた4・28沖縄デー闘争と連帯し、改憲・戦争阻止!大行進九州は4月28日、佐賀空港オスプレイ配備阻止の現地抗議行動に立ち上がりました。あいにくこの日は車両搬入は中止となり、実力阻止行動とはなりませんでしたが、ゲート前に結集した仲間たちは次々に行い、地権者の意志を踏みにじって土地を奪い取り、侵略戦争の基地を作ろうとする防衛局・佐賀県警を徹底弾劾しました。そしてパレスチナ連帯の闘いが全世界で拡大していることを訴え、工事の現場労働者に戦争協力拒否のストライキに立ち上がろうと呼びかけました。
 全てのゲートを閉じた防衛局は散水の振りをして水をかけるなどくだらない妨害に終始しましたが、逆にこちらの行動に追い詰められ、いらだっていることを示しました。4月11日に行われた阻止行動の際には、「オスプレイ誘致誘致推進佐賀県民会議」事務局長の平原嘉徳・佐賀市議ら10名程度の「賛成派」が妨害をかけるなど、追い詰められた反動の凶暴化も始まっています。
 この「誘致推進会議」は陸自水陸機動団の団長を招いて講演を行うなど、佐賀空港軍事基地化の露骨な扇動役ですが、その顧問はかつてJR九州関連事業本部企画部長を務めた衆院議員・今村雅弘(自民党)です。中曽根以来の国鉄分割・民営化による労働運動解体と改憲・戦争国家化の攻撃は、人格的にも繋がり、連綿と継続しています。階級的労働運動の登場こそが、これを打ち破る道であることが情勢の進展の中でますます明らかになっています。

4・29天神反戦デモ(4月29日 福岡市)

 翌4月29日には福岡市の警固公園にて「4・29天神反戦デモ」が行われました。あいにくの雨天でしたが、それをものともせず結集した参加者たちからは次々と熱烈なアピールが発せられました。
 「岸田・バイデンの首脳会談で日米安保を中国侵略の軍事同盟に変えると宣言されました。しかし、こんなことは誰も認めていません! 怒りの声をあげ、戦争に突き進む自国政府打倒の行動に立ち上がりましょう!」「民衆虐殺のガザ侵攻を絶対に許さない。沖縄をガザのような戦場にする大軍拡が佐賀空港オスプレイ配備など九州各地で進められていることに絶対反対の声をあげよう!」
 高まる集会の熱気で雨雲も退き、晴れ間が見える中で意気軒高と天神反戦デモが開始されました。「日米安保粉砕・中国侵略戦争阻止!」「沖縄を戦場にするな!」「佐賀空港オスプレイ配備阻止!」のコールが響き渡り、沿道からは拳を振り上げてデモに応えるなど大きな注目が寄せられました。
 デモ終了後、TOHOレンタルスペース天神に場所を移し、「沖縄デー集会」が開催されました。改憲・戦争阻止!大行進九州からの基調提起に続き、「オスプレイ裁判支援市民の会」副代表を務める鳥栖キリスト教会の野中宏樹牧師より「佐賀空港オスプレイ配備ゆるさない」と題した講演が行われました。野中さんは佐賀空港へのオスプレイ配備が沖縄を戦場にする戦争に向かう流れの中に位置付けられていることを説明し、現在急ピッチで建設工事が進められる佐賀駐屯地は目達原のヘリ部隊も集中させる大軍事基地であることを写真・資料などを示して具体的に暴露されました。そして、この戦争に向けた大軍事基地建設に対して、有明海で漁業を営む漁師たちが反対し、土地取り上げに抗した裁判闘争に立ち上がっている経緯を詳しく語られました。そして「なによりこれは命の問題であり、漁師の人たちの生業とその誇りをかけた問題だ」と真剣に訴え、「沖縄で戦争と基地に反対する人たちは『抑圧は抵抗を生み、抵抗は友を生む』と言われました。私も佐賀空港の問題に取り組む中で得られた友と共にこれからもあきらめることなく、もてる力を尽くしていきたい」と締めくくられました。
 5・15沖縄現地闘争と九州における軍事拠点建設反対の闘いに立ち上がることを確認し、4・29天神反戦デモと沖縄デー集会は盛況にうちぬかれました。(改憲・戦争阻止!大行進・九州事務局)

●沖縄
 改憲・戦争阻止!大行進沖縄は、日米共同声明で宣言された中国侵略同盟強化に対して、4月27日、日米の中国侵略戦争と対決する戦闘的な国際通りデモを闘い抜きました。飛び入りも複数参加し、5・15沖縄闘争に向けて労働者の怒りを解き放つ決定な闘いになったと思います。
 国際通りデモに先立って牧志公園前で、日米首脳会談弾劾、5・15沖縄闘争への結集を訴える街頭宣伝を行いました。沖大自治会の赤嶺君が、日米首脳会談が、中国侵略戦争への司令機能一体化であることを暴露し、うるま市の陸自訓練場建設を阻止した力は労働者民衆の力であることを鮮明にしました。それに続いて、青年労働者や大行進沖縄の仲間がリレーアピールを行いました。
 注目度は高く、「いつからデモが始まるのか?」という労働者や、「動画を取らせてほしい」という人なども現れました。
 デモ行進は、赤嶺君を先頭に、沖縄の青年労働者が牽引し、国際通りを席巻するデモです。飛び入りの労働者も複数参加し、街頭からも拍手や手を振って激励してくれる人が何人もいました。まだまだ情勢に見合うだけの人数ではない中でも、日米首脳会談情勢と真っ向から闘い、戦闘的なデモを打ち抜きました。
 大行進沖縄は、この一年間の岸田政権による辺野古新基地建設、勝連ミサイル基地建設に対して、沖縄労働者階級の怒りの先頭に立って実力で闘ってきました。こうした闘いの路線が、全く正しい闘いであるということを確信し、巨大な反戦闘争を作っていける手ごたえを感じるデモであったと思います。
 5・15沖縄闘争を大爆発させ、中国侵略戦争へ突進する岸田政権を打倒しよう。5・15沖縄闘争に全国からの結集をお願いします。

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