沖縄に連帯し、9・9東京で1万1千人が国会を包囲
9月9日、沖縄県民大会に呼応して、東京では1万1千人が国会を包囲した。主催は「9・9沖縄県民大会と同時アクション」。国会周辺に色とりどりののぼりやメッセージボードを持った人びとがつめかけ、歩道を埋めた。午前11時、正門前で集会が始まった。発言者が次々とオスプレイ配備は許さないとの怒りと決意を述べた。「6日にノースカロライナでオスプレイが市街地に緊急着陸した」「住宅地が密集し、(米国防長官だった)ラムズフェルドが世界で一番危険な飛行場と言った普天間に、世界で一番危険なオスプレイが配備される」「年間330回もの低空飛行訓練が7つの空域で実施される。定域ではない」「配備を絶対阻止する」
途中で司会が、「宜野湾公園が参加者であふれた。10万人を超えた」と告げると、拍手と歓声が起こった。沖縄現地との一体感をかみしめながら、国会に向けて、くり返しシュプレヒコールがたたきつけられた。「原発はいらない! オスプレイもいらない!」「野田は出てこい! 森本は出てこい!」。原発への怒りと、沖縄の怒りがついにひとつになり、野田政権を直撃した。「基地はいらない! 普天間返せ!」「安保はいらない! 殺しをやめろ!」。日米両政府の軍事同盟と朝鮮-中国への侵略戦争の策動を弾劾し、基地撤去を迫る。「与那国島に、石垣島に自衛隊いらない!」「ミサイル配備は二度とするな!」「南西諸島を支配するな!」
12時になった。いよいよ国会包囲だ。正門前の参加者がどんどん移動していく。「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の緑色ののぼり、「星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議」の“フリー星野”の黄色いのぼりも見える。NAZENの仲間が太鼓のリズムを響かせてリードする。そして、つながった。「やった! 包囲したぞ!」。あちこちで手をたたいて喜びあう参加者たち。全学連の旗が大きく振られる。「国会包囲はこれが出発点。配備阻止のスタート」という主催者の言葉どおり、毎週金曜日の首相官邸前の反原発行動をやりぬき、オスプレイ配備阻止へ闘おう。(TK)
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