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市東さんを高崎に迎えて集会

群馬県高崎市で開かれた「安倍政権の農政を考える講演会」(9月29日)

9月29日、市東孝雄さんを招いての「安倍政権の農政を考える講演会」が、群馬・市東さんの農地を守る会などの呼びかけで、高崎市内の会場に50人の参加で開かれました。
オープニングで歌とピアノ演奏。青栁晃玄さんと星野文昭さんをしのんで「糸」と、「ぜひ皆さんごいっしょにお願いします。」と「三里塚反対同盟歌」の合唱で、初めての参加者が多い会場が和んだところで開会しました。
はじめに高階ミチさんから開会のあいさつ。13年におよぶ「市東さん集会」の取り組みの中で新たに農業を始める人も出ていることを紹介し、何よりも「土」の大切さと、市東さんの農地を守ることの意義を訴えました。
玉村町議会議員の石川眞男さんが、台風被害で苦しむ千葉県民を放り捨てて、改憲の組閣にのめり込む安倍政権を徹底弾劾しました。
「お話」で、群馬・市東さんの農地を守る会の田島俊昭が、2014年のダボス会議で安倍が出した「成長戦略(医療・雇用・農業)」にふれ具体的に安倍政権の7年を総括。
全国農民会議の小川浩さん、市東孝雄さん、現地闘争本部から発言を受けました。小川浩さんは農民切り捨ての安倍農政を弾劾し、全国農民会議への参加を呼びかけてくれました。

反対同盟の市東孝雄さんが、群馬と三里塚との歴史あるつながりを振り返りながら、農地を守る決意を述べた(9月29日 高崎市)

市東さんはご自分が就農して以来の故小池正男先生、故青栁晃玄さんからの支援と、群馬との永い縁を語ってくれました。そして「自動車輸出のために自国の農業を売り渡す安倍」を弾劾し、「消費者の人にも声を上げてもらいたい」と提起。「農地裁判を闘い、一日でも長く耕して農地を守る」決意を訴えました。
現地闘争本部のお二人の「台風被害の市東さんの作物の下から新しい葉っぱが出ています。農家のお母さんたちも電気がないなりに、古いガス釜を出したり、近所で助け合ったり、昼間は日陰で過ごしたりと、作物と農家のたくましさに教えられる毎日です」「集会だけではない、市東さんがどんな農作業をしているのか、言ってくれれば案内しますので現地にぜひ来てください」とのお話も感動的でした。
群馬県議会議員から、安倍政権が強行した種子法廃止に対抗して、県条例を作らせる取り組みの現状が報告され拍手で確認しました。
市東さんに応えて、群馬合同労組の清水彰二委員長と大塚正之さんが、お礼と、10・13三里塚現地集会―11・3日比谷労働者集会の成功で市東さんの農地を守ろうと訴えました。
会場を移しての交流会にも20人余が参加し、「守る会会費」とカンパをお渡ししました。
三里塚闘争を50年間闘ってきた青栁晃玄さんが6月に逝去されて初めての集会でした。
青栁さんの闘いを引き継ぎ、農業・農民問題全部を対象化して、農業と農民闘争の復権と労働者の総決起を作り上げることで、市東さんの農地を守っていく第一歩に挑戦しました。
それを実践してきた動労千葉の闘いにあらためて学びながら全国で闘っていきましょう。
(田島俊昭)

◎10・13三里塚全国総決起集会
10月13日(日)正午
成田市東峰・萩原富夫さん宅畑(市東孝雄さん宅南側80㍍)
主催/三里塚芝山連合空港反対同盟

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