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関生弾圧に抗議し座り込み 大阪地裁前で民主労総と共に

テント前の韓国・民主労総の仲間と共に怒りの声を上げる座り込み参加者(9月25日 大阪地裁前)

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対する「威力業務妨害」弾圧の公判が9月25日、大阪地方裁判所で開かれた。法廷での闘いと一体で、大阪地裁の前にある西天満若松浜公園で、午後8時30分から「労働組合つぶしの大弾圧を許さない 座り込み集会」が行われた。座り込みは「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」が主催し、全関西から200人を超す労働者人民が結集した。
公判は、2017年12月12、13日に関西生コン支部が輸送運賃の値上げなどを求めて行ったストライキでの非組合員に対する説得行動が「威力業務妨害」として弾圧されているものである。だが、そもそもストライキ中の組合員がスト破りを防ぐためにピケットを張り説得することは当たり前の労働組合活動である。労働組合の正当な活動は刑法上、犯罪として処罰されない。それを「犯罪」とすることは憲法28条、労働組合法で定められた労働3権を奪う攻撃だ。
  座り込みに集まった仲間を前に関西生コン支部の武洋一書記長があいさつに立ち、「5名の仲間が今も勾留されている。『仲間と会うな、組合活動をするな』という保釈条件に、関生つぶしのやり方が表れている」と、激しい怒りを込め、一日の行動を闘おうと参加者に檄(げき)を飛ばした。
午前9時15分、参加者は傍聴券抽選に並んだ。関生支部弾圧の先頭に立つ大阪広域生コンクリート協同組合は毎回の裁判に大量動員をかけて押しかけているが、座り込み参加者はそれを圧倒する結集を示した。
法廷には、すでに1年を超えて現在も勾留が続いている武建一執行委員長をはじめ3人の組合役員が出廷した。武委員長が傍聴席に向かってニコニコと笑顔を見せ、手を振りながら登場した。検察側証人として出廷した中央大阪生コン社長と宇部三菱セメント幹部に対し、弁護団が鋭い反対尋問で迫った。労働組合の正当な活動を無理に「犯罪」に仕立て上げようとする検察側立証のでたらめさが明らかとなった。
法廷内の闘いと連帯して終日座り込みが闘われた。韓国・民主労総全北本部から7人の仲間が参加した。公共運輸労組国民健康保険公団労働組合のヨムギョンソクさんが熱い連帯の意志を表し、踊りで参加者を激励した。婦人民主クラブ全国協議会は総会で関生弾圧粉砕の決議を上げたと報告した。
この日の闘いは、関西生コン支部弾圧に対するさらなる反撃にうって出るステップとなった。

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