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大学の学費を無償化しろ 全学連が呼びかけ、行動に立つ 5・1 文部科学省に申し入れ

参加した学生と青年労働者たちが見守る中、代表が文部科学省の職員に怒りのこもった申入書を手渡した(5月1日 東京・霞が関)

5月1日、全学連が呼びかけて、厚生労働省―首相官邸前の「5・1 生きさせろ!メーデー」と一体の労学連帯の闘いとして、文部科学省に対する申し入れ行動を行いました。文科省の正門前には多数の学生と青年労働者が集まり、参加者を代表して東京大学の八十島士希さんが文科省の職員に対し申入書を読み上げ、手渡しました。
現在、学費の減免を求める学生の署名運動がネットなどで急速に広がっています。コロナ禍に伴う休業の拡大は学生のアルバイトも直撃し、生活困窮の学生を大量に生み出しています。他方で大学に入構できないのに学費は今までどおり払えという大学の理不尽さに、多くの学生が切実な訴えを発しています。
申入書では、コロナ禍が暴いた学生の貧困は、高等教育の費用を家計から負担させる一方で、大学の商業化を進めてきた「平時」の社会・経済システムの結果であることを喝破しました。80年代以来の「大学改革」がもたらした国家と大資本による大学の商業化とそれに伴う管理強化・学生自治の破壊が学生から抵抗する力を奪い、学生を貧困に追い込んできたのです。
 申入書はこれらの観点から、①すべての大学で学費を無償化すること、②オンライン講義に伴う環境整備の費用を補償すること、③各大学ですでに実施されている学生支援策の費用を文科省が拠出すること、④現行の大学改革の中止、⑤学生自治会、サークル活動など学生の自主的活動を積極的に承認することの5点を要求しました。
その後、文科省の建物に向かって学生の怒りをたたきつけるシュプレヒコールを行い、参加者みんなで、学生運動の力で切実な学生の要求を実現させようと決意を固めました。生きるための闘いの一翼を、全学連も担っていきます!
(全学連・武田雄飛丸)

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