5月3日 コロナを改憲に使うな 各地で街頭宣伝
5月3日、各地で「改憲・戦争阻止!大行進」が中心となり、街頭宣伝や集会が行われた。安倍政権はコロナ危機に乗じて緊急事態条項を新設する改憲を狙い、国会の憲法審査会での論議促進を叫んでいる。4日に正式決定された緊急事態宣言の延長も、改憲を見据えた攻撃だ。
各地の「改憲・戦争阻止!大行進」は、これと対決して改憲阻止を訴えるとともに、「コロナ解雇を許すな」など労働者が直面する切実な課題を掲げて宣伝行動に打って出た。
東京のJR赤羽駅前では、「改憲・戦争阻止!大行進東京北部」が街宣を10人で展開。「コロナ解雇許さない」「医療現場にマスクを」などのボードを掲げてビラを配布した。40歳代の男性が「今日はどこかで改憲反対の宣伝やってないかなあと思っていた」と近づいてきて、「休業補償をしてもらわないと生きていけない」と切実な状況を語ってくれた。沖縄出身の元自衛官は「安倍は沖縄の声を踏みにじっている。許さない」と怒りを表し、居酒屋の関係者も窮状を語ってくれた。(写真上左)
行動に先立ち、大行進東京北部は、コロナ情勢を見すえて街頭宣伝の変革について積極的に論議してきた。感染防止策をしっかりとり、ボードを使って訴えを「見える化」したことによって、参加者の意欲と団結はさらに強まった。
神奈川では、「コロナ解雇を許すな! 憲法改悪を阻止しよう」を掲げて宣伝を行った。
湘北合同労組、婦人民主クラブ全国協・相模原支部、改憲・戦争阻止!大行進湘北連絡会が呼びかけた相模大野駅前での宣伝は、労働相談のリーフレットとビラの受け取りがよく、「家族・友人に解雇された人はいませんか? 生き抜くために休業補償は100%要求しよう」の訴えに、戻ってきてビラを受け取る人もいた。(写真上右)
改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会が呼びかけた横須賀中央駅前での街宣は、モニターで『上を向いて歩こう』などの音楽を流しながらの宣伝に挑戦。道行く人みなが訴えに注目し、コロナ情勢下での個人タクシーの苦境を語ってくれた人もいた。(写真下)
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