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狭山再審へ 全国水平同盟ら東京高裁要請行動

9月25日、全国水平同盟と東日本・広島の部落解放共闘会議が狭山裁判の再審を求めて東京高裁に要請行動を行った。6月24日、退官した後藤眞理子裁判長に代わり就任した裁判長・大野勝則に対する初の行動だ。
全国水平同盟は地元の杉並支部を始め、大阪から本部、西郡支部、高槻支部が駆けつけた。要請団は、「石川一雄さんを狭山事件の犯人にでっち上げ無期懲役にした証拠『被害者の万年筆』は偽物だ。下山鑑定は、それを科学的に証明した」「国家による権力犯罪、部落差別を許さない」「検察は下山鑑定への反証を断念した。ただちに下山鑑定を調べろ。再審を開始しろ」と対応した訟廷管理官に強く迫った。最後に、10月30日に再び要請に来ることを通告した。翌31日は、東京高裁・寺尾正二裁判長が石川さんに無期懲役判決を出してから46年目の日だ。
裁判長・大野は、今回新潟地裁所長から転任したが、令状部の東京地裁刑事部総括のとき、許しがいことに無実の大坂正明さんの勾留を決定している。新たに発足した菅政権は安倍政権のすべてを引き継ぎ、さらに凶暴に改憲・戦争に進もうとしている。狭山再審闘争は、これを打ち破る闘いだ。全国水平同盟が呼びかける10・31闘争に立ち上がろう。(写真は、要請行動に先立つ高裁前スタンディングアピール)

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