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革共同政治集会、9月大決戦への猛進撃を宣言

s20150805c-1.JPG 8月2日、革共同政治集会が豊島公会堂において930人の結集でかちとられ、今夏-今秋、安保法制粉砕・安倍打倒のゼネストへ向けた大決戦に躍り出る決意と態勢を打ち固めた。ゼネストを先頭で切り開くのが全学連と動労総連合、とりわけ学生と青年労働者だ。集会は、7月安保国会決戦と2015年前半の国鉄決戦の前進を土台に、「自衛戦争賛成=祖国擁護」で革命を圧殺する日本共産党スターリン主義の打倒を、プロレタリア革命を引き寄せる新たな大党派闘争の課題として圧倒的に確認した。
 基調報告を木崎冴子同志が行い、安保法制粉砕・安倍打倒の革命的展望について提起した。

s20150805c-2.JPG●安保法制粉砕・安倍打倒の革命的展望
 木崎同志は、まず、日本の労働者階級人民とともに必ず安保法制を粉砕し安倍を打倒する決意を表明し、「革共同はゼネスト-革命を対置して闘う」ときっぱりと戦闘宣言を発した。
 そして、7・15-16の衆院強行採決を合図に戦後階級闘争に革命的決着をつける闘いが1千万の規模で開始され、巨大な規模での党派選択が始まったことを明らかにした上で、「核心は日本共産党スターリン主義の打倒だ」と指摘。日本共産党・志位委員長の「政権の一角に入っても自衛隊を活用する」という記者会見に対して、「これは国家暴力を認めるということ。警察権力も監獄も全部国家暴力だ。日本共産党が政権をとったら日本の労働者人民の闘いを血の海に沈める宣言以外の何ものでもない」と断罪し、新自由主義の未曽有の学生運動破壊にかちぬいてきた全学連運動の巨大な隊列の登場で、日本共産党との党派闘争に決着をつけていくことを提起した。
 さらに木崎同志は、15年前半の国鉄決戦と国際連帯闘争の大前進が安保国会決戦の情勢を根底においてつくりだしたことを確認し、「日本において唯一、ストライキとゼネストと革命を組織する労働組合が、動労総連合だ。われわれは国鉄分割・民営化反対を闘い抜き、現代革命への挑戦権を握りしめている」と動労総連合建設の意義を明らかにした。
 その上で、9月は、新潟、福島での動労総連合結成、強制出向から3年を迎える10・1外注化攻防、9・5楢葉町帰還強制に対する動労水戸の被曝労働拒否闘争など、国鉄労働者のストライキがうずまく中で、安保法制は山場を迎える。木崎同志は「いよいよ国鉄労働者のストライキと結合させた国会闘争の爆発をかちとる時だ」と、戦後階級闘争の最大の決戦となる9月闘争から、韓国のパククネ打倒の11月全人民大蜂起と見合う11月闘争への渾身の決起を訴えた。
 最後に、新しい労働者党の建設へ向かって、大宣伝戦と『前進』1万人読者網建設に打って出ることを提起し、革共同への結集を熱烈に訴えた。
 安保国会決戦への革共同の戦闘宣言に、会場は万雷の拍手で応え、決意を固めた。
●「街」弾圧を弾劾
 集会に先立ち15年前半期の闘いのDVDが上映され、革共同中央学生組織委員会の深田力同志が開会あいさつを行った。
 司会は全学連の森幸一郎書記次長と青年労働者が務めた。公安警察による障害者就労支援事業所「オープンスペース街」への弾圧に対して完全黙秘・非転向で闘う2人の同志と固く連帯して、集会は始まった。
 連帯のアピールを、三里塚芝山連合空港反対同盟、全国水平同盟、闘う弁護士が行った。三里塚からは市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇し、農地法裁判控訴審の6・12反動判決を徹底的に弾劾した。萩原さんは「農民の生死をかけた闘い」として最高裁に対する判決粉砕の緊急5万人署名運動を提起。市東さんは「気迫ある署名を最高裁にぶつけよう」とゆるぎない決意を述べた。
 全国水平同盟からは田中れい子書記長が発言に立ち、「狭山闘争を変質させることで連合の産業報国会化を狙っている。狭山闘争の階級的組織化を」と訴えた。
 闘う弁護士からは山本志都弁護士が、新捜査手法推進の日弁連執行部を弾劾、「私たちの弁護士会をつくり直す」と述べた。
●スターリン主義打倒へ鮮明な提起
 5つの特別報告では、2015年後半戦の課題と展望が鮮明に提起された。
 革共同中央労働者組織委員会から大原武史同志が発言に立ち、9月闘争を貫く課題について明らかにした。
 まず「1930年代、スターリン指導下のドイツ共産党はナチスドイツ、国家権力とも手を組み、労働者階級人民に襲いかかり、戦争を強いていった。これがスターリン主義だ」と指摘し、「安倍を打倒し、日本共産党スターリン主義を打倒することは世界史的任務だ」と訴えた。そして、「戦後の日本階級闘争の歴史はスターリン主義をぶっとばす歴史だ。そのために革共同は結成された。今、この情勢の中で、日本共産党スターリン主義とシールズ指導部は、日本の労働者階級大衆が阻止線を越え、体制内勢力の制動を越えて立ち上がることに対して国家暴力を使ってたたきつぶそうとしている」と断罪し、「私たちは労働者階級人民自身の深い怒り、深い叫びを体現しながら、どんなことがあっても一歩も引かずに闘い抜く」と宣言した。
 革共同中央学生組織委員会から、全学連の坂野陽平書記長が登壇し、安保国会決戦のただ中において「全国大学でストライキをやりぬく力をつける。マルクス主義学生同盟中核派の1千人建設に向けて突き進む」と、名実ともに主流派に躍り出る決意を表明した。
 全学連国際部から内田しをり同志が、韓国鉄道労組ソウル本部から動労千葉に寄せられた「韓日労働者が世界平和のための闘いに連帯する時が来ました」というメッセージを紹介し、安倍打倒のゼネストで応える決意を新たにした。
 反原発闘争からはNAZENの織田陽介事務局長が、「JRの葛西は『福島は選択と集中のチャンス。楢葉と広野だけに投資を集中して大熊、双葉、浪江、富岡は消滅してもいい』と平然という。絶対に許してはならない。福島の生きんがための怒りと結びつく動労水戸の闘いに全国から結集しよう」と9・5楢葉町避難区域解除に対する8・29いわき現地闘争への結集を訴えた。
 革共同救対部からは金山克己同志が、「戦争反対貫き、安倍を倒して、相まみえよう」という星野文昭同志のメッセージを紹介し、9・6徳島現地闘争への決起を呼びかけた。
●国鉄戦線から動労総連合建設へのアピール
 続いて国鉄戦線からのアピールが発せられた。
 動労千葉の労働者は、最高裁の動労千葉鉄建公団訴訟の棄却決定を弾劾するとともに、「国鉄改革法の根幹が明確な不当労働行為だったと最高裁が認めたことは画期的。国鉄方式でどれだけの労働者が解雇され非正規につきおとされたことか。これらすべてが出発点で間違っていたことを最高裁が認めた。解雇撤回まで闘う。8-9月、安保国会過程にストライキを構えて総決起する。11月労働者集会に至る過程を全力で決起する」と戦闘宣言を発した。
 動労水戸の労働者は、「外注化以降、組織拡大の勝利をかちとっている。10月に外注化の出向期限を迎える。外注化強行と決着をつける」と語り、さらに楢葉町への帰還強制に対して被曝労働拒否で闘う不退転の決意を述べた。
 さらに東京・南部地区委員会の同志が満を持して登壇し、新潟、福島に続き動労総連合・東京の建設を絶対にかちとるという熱い決意を述べ、満場の熱烈な拍手を受けた。
●職場・キャンパスで闘いストライキを
 各産別からは、民営化・外注化阻止、解雇撤回・非正規職撤廃を職場から闘い、資本・体制内勢力との死闘を繰り広げ労組権力へ挑戦してきた自治体、教育、郵政、医療・福祉の労働者と合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表がアピールに立った。
 決意表明では、革共同印刷局の同志が1千万人と結びつくための印刷工場の建設を訴え、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長、マルクス主義青年労働者同盟の同志、全学連の斎藤郁真委員長が、職場・キャンパスで資本・当局と非和解で闘いストライキで戦争を止めようと安保国会決戦への決起を呼びかけた。
 革共同とともに、日本共産党スターリン主義を打倒し、ゼネスト実現で安保法制粉砕・安倍打倒へ突き進もう!(KZ)

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