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沖縄を再び戦場にするな 大行進神奈川の集会・デモに120人

改憲・戦争と排外主義をあおり立てる自民党総裁選と対決し、横浜の街を元気にデモ。「戦争
絶対反対!」「新自由主義を終わらせよう!」のコールを繁華街にとどろかせた(9月26日)

9月26日、改憲・戦争阻止!大行進神奈川は、横浜市開港記念会館で「憲法改悪と戦争への道を阻もう!9・26集会」を開催し、120人を超える人々が集まりました。劇作家・坂手洋二さんの講演、大行進呼びかけ人の福島尚文さんと野本三吉さんのアピールを受け、最後に高山俊吉弁護士から11・7日比谷集会への呼びかけをしていただきました。集会後には、自民党総裁選キャンペーンのただ中の街頭に出て、改憲・戦争を許さず自民党政権を打倒しようと呼びかけて、横浜の古くからの繁華街である伊勢佐木モールでのデモもやりました。

集会冒頭に事務局から、九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」での、米軍や自衛隊の配置や激化する演習を画像を駆使して具体的に暴露しました。米軍・自衛隊は、自衛隊員や住民にまで膨大な犠牲が出ることを前提として、先島諸島での地上戦シナリオすら策定しているという指摘に、参加者からも驚きの声が上がりました。沖縄を再び「捨て石」とする事態がすでに始まっています。これが中国侵略戦争です。

坂手さんは、1980年代からの沖縄への問題意識を踏まえて「沖縄に『寄り添う』なんて軽々しくは言えない」「沖縄問題は、沖縄の問題ではなくヤマト(本土)の問題であり、日本と世界の問題だ」と提起しました。私たちが沖縄問題をとらえるために必要な根本的立場であり、現在の「台湾海峡」問題にそのままあてはまるものです。
かつては沖縄には在日米軍基地の2割しかなかったが、現在では7割が押し付けられています。1950年代以降、本土での米軍基地撤去運動に追いつめられた米軍が、本土の基地をどんどん沖縄に移設し、新たな基地を建設していったからです。

さらにベトナム戦争時には血まみれになった戦車を沖縄で修理し再びベトナムに送り出しました。沖縄には戦争に関わってきた人たちがいるということを忘れてはいけないこと、さらに沖縄においても本島北部・中部・南部で基地のとらえ方に違いがあること、沖縄でこそ最も中国脅威論が浸透していることなど、過去と現在にいたる沖縄の生々しい現実に対する深い憤りと、この現状を変革したいという熱い思いが伝わってくる講演でした。

連帯あいさつでの大行進千葉からの報告では、オスプレイの陸上自衛隊木更津駐屯地への暫定配備について、恒久配備と横須賀・厚木・木更津での一体運用がもくろまれていることも明らかにされました。沖縄との連帯とはまさにこの現実と闘うことです。
基調報告では、地元の青年労働者が「私たちには社会を変える力がある」と堂々と私たちが進むべき方向を提起し、集会全体をけん引しました。何よりも11・7日比谷集会が最大の回答です。沖縄と連帯し全国で陸自10万人大演習と闘い、11・7日比谷に結集しよう。(改憲・戦争阻止!大行進神奈川 品川孝司)

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