沖縄大 処分撤回掲げ学生集会
警察の介入を徹底弾劾
11・10—11沖縄現地闘争の一環として、10日昼休み、沖縄大学学生自治会主催の処分撤回集会が那覇市の沖大キャンパスで行われました。沖大当局が職員約10人を動員し、構内に警察権力が導入される〝厳戒態勢〟のもと、沖大生の圧倒的な注目を受けて大成功しました。
沖大自治会と全学連は正門からキャンパス中央の中庭に進行、昼休み開始と同時に集会を開始しました。はじめに沖大自治会の赤嶺知晃委員長から基調報告が提起されました。
沖大当局は今年5月の沖大自治会の集会が「無許可」であること、夏休み中の門前での演説が「静粛な教育環境を乱した」ことを理由に赤嶺委員長に懲戒処分を出しました。赤嶺委員長はこの処分の本当の目的は、戦争反対・辺野古新基地建設反対を訴える学生を大学から締め出して、沖大生の決起を抑え込むことにあると明らかにしました。
続いて全国の学生からの連帯発言が始まると、構内にパトカーが次々と集結、沖大当局に動員された警察権力約30人が学生を取り囲み、集会を弾圧してきました。赤嶺委員長は「いま目の前で起こっていることは辺野古のゲート前で行われていることと同じ。この処分を撤回させる中に岸田政権による基地建設や戦争国家化を止める力がある」「警察の導入は、大学当局が学生の怒りを暴力でしか抑えられないことの自己暴露だ。50年前に全島ゼネストに立ち上がった先輩たちのように多くの沖大生が立ち上がれば跳ね返せる」と喝破(かっぱ)しました。
参加者は正門前に移動した後も、最後まで意気高く闘い抜きました。多くの沖大生が注目し、シュプレヒコールや団結ガンバローで拳を振り上げエールを送る学生も現れるなど、集会は沖大生との一体感を持ってうち抜かれました。
(全学連・N)
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