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動労西日本がJR西本社前行動/組合員を「余剰人員」扱いするな!

動労西日本が山田和広書記長(左)を先頭にJR西日本本社に抗議行動(大阪市北区)

12月8日に動労西日本の呼びかけで、JR西日本本社前行動を支援と共に20人で闘った。
この闘争は、第一に岡崎昭夫組合員の「一時帰休」攻撃(これ自体が解雇攻撃そのものだ!)を許さない行動を組合として進めること。第二に、超低額の冬期一時金回答(1.25カ月)を弾劾すること。第三に、A組合員が昨年3月に過重労働が原因で死亡した責任をJR西日本とJR西日本メンテックに取らせること。――以上のための行動だ。
行動提起は動労西日本の山田和広書記長からあり、岡崎組合員に対して「余剰人員」扱いにして解雇に追い込む攻撃を絶対に許さないと表明。コロナ対策の一時帰休と称していたJR西は「直接のコロナ対策ではない、業務縮小のための一時帰休」と言い出している。これは明らかに岡崎組合員を狙い撃ちにした解雇攻撃だ。そしてまた、JRの労働者全体への攻撃である。「あなたの仕事も職場もない」からクビだと言わんばかりのJR西の対応を参加者全員で弾劾した。
さらに冬期一時金の超低額回答を行ったJR西は、労使交渉で賃金を確定する建前さえも投げ捨て、交渉の余地は一切ないとする対応だ。「労組なき社会」の先端を行くJR資本の対応を怒りを込めて弾劾した。
続いてA組合員の過労死弾劾と大阪府労働委員会闘争の報告を遠坂裕夫近畿支部書記が行った。団交拒否に対して府労委闘争が闘われているが、JR資本はA組合員の労働実態を明らかにしないばかりか「仕事による疲労度は個人差がある」と開き直っている。疲労に耐えられない者は辞めてもらっても良い、代わりはいくらでもいると非正規と低賃金でこき使う体質のJR資本を絶対に許さない。動労西日本は府労委闘争を組織拡大の結集軸に据えて闘うと報告した。
原田隆司組合員と支援の婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックの山本美知子代表が発言して、最後に全体のシュプレヒコールでJR西日本を弾劾し、この日の闘いを起点に組織拡大の反転攻勢に入ることを全体で誓いあった。(関西/朝霧広巳)

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