動労西日本が府労委闘争の報告集会/A組合員の過労死を絶対に許さない!
12月11日、動労西日本は8日のJR本社前闘争を引き継ぐ連続闘争として、「A組合員の過労死を絶対許さない! JR西日本メンテックは責任をとれ!」という労働委員会闘争報告集会を大阪市内で開催しました。
JRの清掃部門を担うJR西日本メンテックで働いていたA組合員は34歳の若さで昨年3月29日に心臓発作で亡くなりました。昨年10月に団体交渉にこぎつけました。会社は「業務と彼の死に関連性はない」と責任逃れの回答しかせず、再団交を拒否しました。団交拒否は不当労働行為だと大阪府労働委員会に訴え10カ月、ついに証人尋問をかちとる段階にたどり着きました。
集会は、まず山田和広書記長が基調報告。米日による中国侵略戦争切迫こそ組合つぶしの根本原因であり、岡崎組合員への解雇攻撃を組合挙げて撤回まで闘うと提起しました。
続いて、遠坂裕夫近畿支部書記が、労働委員会闘争の意義を提起しました。①「疲れ方は個人差の問題」と自己責任にする会社の責任逃れを許さない。②JRの合理化の矛盾がグループ会社の非正規労働者に集中する構図は鮮明。この闘いはJR体制をひっくり返す闘いだ。③組織拡大で勝負する--と提起しました。
動労西日本の大江照己委員長と木元洋子組合員がA組合員の遺志を引き継いで闘う決意を述べ、野口照生執行委員が、「過重労働が原因で彼は亡くなった。作業ダイヤを検討すれば、いかに仕事がきついか、はっきりする」と訴えました。
続いて青年実であり大阪市職の赤田由行さんが「戦争に向かい、職場が崩壊する中で無傷な青年はいない。青年は団結の中でこそ、生きていける。5・15沖縄闘争と過労死闘争の2本柱で青年は闘う」と訴えました。
大行進・兵庫代表で神戸市職の林善子さんは、「一緒に闘う仲間ができることは何にも代えがたい『楽しみ』だし、彼女ができたときが一番うれしそうだった。『自分は動労西日本として立つときは立つ』と言っていた」と発言。婦人民主クラブ全国協関西ブロックの山本美知子さんは「関合労阪神支部の許支部長のカネヒロ門前闘争に多くの仲間がかけつけるのを見て、彼は『同じ境遇の労働者を鼓舞激励できる』と団結の力を信じられるようになった。私は絶対にJRに勝てると思う」と発言。団結がんばろうを三唱して集会を終わりました。(関西労組交流センター・E)
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