石川さんの不当逮捕から61年 東京で5・23狭山集会・デモ
石川一雄さん不当逮捕から61カ年となる5月23日、東京で狭山闘争が、全国水平同盟杉並支部と部落解放東日本共闘会議、東京労組交流センターの共催で、75人の結集で闘われました。
デモに先立つ集会では、田中れい子杉並支部長の「単なるメモリアルではなく、今日的な闘いとして5・23闘争を闘おう」との主催者挨拶の後、「私には『あきらめ』という言葉はありません」「61年前に私に着せられた冤罪を晴らすまで全力で闘います」という石川一雄さんのメッセージが読み上げられました。解放共闘の徳永健生事務局長は基調提起で「日米同盟の安保政策の大転換を見据え、戦争と一体で差別排外主義を煽る日本帝国主義を打倒しよう。実力闘争としての狭山闘争を復権させよう。勝利の鍵は、労働者階級の決起だ!」と狭山闘争の今日的意義と勝利への展望を示し、6月反戦闘争と一体で6・24東京高裁包囲デモ・要請行動への決起を呼びかけました。動労千葉、動労総連合水戸、東京労組交流センター、全学連からの決意表明の後、デモに出発しました。
デモは新橋・銀座の街からの大きな注目を浴び、青年たちの飛び入りもありました。飛び入りの青年に「狭山闘争って知ってる?」と聞くと「はい、冤罪の」と応える一幕もあり、狭山闘争への注目と共感を感じる解放感あふれるデモを勝ち取りました。
再審棄却阻止・第三次再審勝利への闘いは戦時下でますます熾烈さを増しています。証拠調べも証人尋問も行わない東京高裁・家令裁判長の姿は、「部落民など死んでも構わない」という日帝の本音そのものです。解放共闘が制作したパンフレット・「石川一雄さんは無実だ」も活用し、職場・学園に狭山闘争を組織しましょう。6・9全国反戦闘争を実力闘争として勝ち取り、その力で狭山再審の扉をこじ開けましょう。(部落解放東日本共闘会議・全学連 渡辺祥英)
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