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米軍岩国基地に抗議行動

 8・6ヒロシマ大行動実行委員会のメンバー15人は1月11日、中国侵略戦争に向けて増強される岩国基地からのコロナ感染拡大に抗議するため山口県岩国市を訪れ、米海兵隊岩国航空基地司令官と岸信夫防衛大臣、そして福田良彦岩国市長(基地政策課)に対する申し入れをやり抜いた。
 マスコミも多く駆けつける中、広島大学の学生が抗議の申入書を読みあげ、怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。8・6実行委員会は申し入れの中で、沖縄の闘いと連帯し、岩国を戦争の拠点にさせない立場から怒りに燃えて以下の3点を訴えた。
 ①米軍はオミクロン株拡大の責任をとれ! 中国侵略戦争のためのあらゆる訓練を即刻中止せよ! すべての基地を撤去せよ!
 ②岸田政権は、岩国基地周辺自治体(2市2町)の一方的な交付金延長を撤回せよ! 軍事費2倍化ではなく医療・自治体に予算を回せ! 中国侵略戦争とそのための改憲を進めるな!
 ③岩国市は、基地強化・部隊増強の日米の政策に対して、住民・労働者の命と安全を守る立場に立ち、断固反対せよ!
 空母化した護衛艦「いずも」と米軍の共同演習、米強襲揚陸艦の入港、F35A戦闘機の飛来・飛行訓練……。昨秋以来、中国侵略戦争に向け、岩国基地の拡張・増強路線は一線を越えている。騒音被害も激増し、住民生活は大きな支障を受けてきた。そこに今回のコロナ感染拡大である。
 年末から年明けにかけての福田市長、岸田首相の対応は、市民への感染が広がっているにもかかわらず「対策を要請する」と言うばかりで、米軍に抗議一つできない。中国侵略戦争と一体で沖縄・山口・広島・神奈川などの米軍基地から始まったコロナ第6波はまさに「戦禍」であり、「軍隊は住民を守らない」という戦争の本質を如実に示している。
 日米の中国侵略戦争を阻止し、岸田政権を打倒しよう! 沖縄に連帯する岩国—本土からの闘いを巻き起こそう!(8・6ヒロシマ大行動実行委員会 A)

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