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NAZENナガサキ1周年集会で斉藤征二さんが講演

20130305c-1.jpg 2月24日、長崎でNAZENナガサキの主催で「NAZENナガサキ一周年 日本で最初に原発下請け労働者の組合をつくった斉藤征二さん講演集会」が開催され、参加してきました。
 斉藤さんのお話で何よりも強烈に印象に残ったことは、”原発の配管をつるしている金具はコンクリートの天井に打ち込まれており、コンクリートの劣化によって、あの笹子トンネルのように、天井から配管が落ちてくるという事故が起きかねない”という指摘でした。コンクリートは30年くらいで劣化するそうで、日本の原発にはすでに30年を超えている、あるいは超えようとしている原発が多数あるのです。大事故がこれからも必至ということです。そして斉藤さんは、「労働組合の原則は『他人の痛みは自分の痛み』。労働組合が団結して、そして市民や学生もその闘いに合流して、闘っていくことが重要だ」と強調しました。原発労働者の視点からの原発の危険性の指摘、被曝労働者の実態の暴露は、すさまじく衝撃的な話でした。


 さらに集会では、NAZENナガサキ1周年の報告もあり、福島からの移住者の発言もあり、長崎で今新しい生き生きとした運動が始まっている息吹を感じました。まとめでは「すべての原発の即時廃炉」「子どもの命をないがしろにする山下教授弾劾!」「診療所建設などの福島との連帯・支援」が訴えられました。
 長崎は被爆地です。この被爆地・長崎が福島と結びつき反原発運動、反核闘争が前進していくことは、日本、さらには世界の反原発・反核闘争を推進する大きな力になると思います。原発労働者と連帯して、被爆地・長崎で「反原発」を闘っていくことの重要性を感じた集会でした。

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