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川内原発1号機再稼働に連日労働者人民の激しい怒り

20150814a-1.JPG 安倍政権による九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機再稼働に対し、労働者人民の激しい怒りが連続してたたきつけられた。
 「ストップ再稼働3・11鹿児島実行委員会」は、8月7〜8日、川内原発正面ゲート前で抗議行動を闘い、9日には川内原発をにらむ久見崎海岸で2千人の大抗議集会を行った。鹿児島県は浜辺の使用を「不許可」としたが、この反動を打ち破り集会は実力でかちとられた。集会参加者にNAZEN福岡のビラもいきわたった。集会後は、猛暑をものともせずに正面ゲート前へデモで押し寄せた。安倍への怒りは、非和解的激突の段階に入っている。

20150814a-2.JPG 8月10日、翌日の起動日を見すえ、早朝8時から正面ゲート前で大行動が行われた。NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の仲間たちも8・6広島―8・9長崎闘争の勢いのまま直ちに駆けつけ、連日現地で闘う全国の人びとと合流した。
 集会冒頭、実行委員会の向原祥隆事務局長が「再稼働は絶対に認められない。一歩も引かない闘いをやり抜こう!」と鮮明に決意を表した。
 福島からは8・9長崎闘争の先頭に立った佐藤幸子さんが発言した。「福島では、生活を奪われた多くの人びとが自殺に追い込まれてきました。それなのに川内原発を再稼働するなんて絶対に許せません! 日本中、世界中の原発をなくしたとき、福島は原発事故をのりこえることができる。そのために原発絶対反対の声を上げていきます。みなさん一緒に頑張りましょう!」。渾身(こんしん)の訴えに会場から割れるような拍手が起きた。
 続いて、地元や原発立地県で闘う人びとから、避難計画も火山・地震対策もなく、ただただ始めから再稼働ありきの九電と安倍政権への怒りの発言が相次いだ。
 その中で、動労水戸から書記の西納岳史さんが登壇した。「動労水戸は原発事故後4年間、被曝労働反対を貫き、原発内部や地域の労働者の怒りと結びついて闘ってきました。事故が起きれば東電の経営者は真っ先に逃げ出した。御用労組も何の責任もとらない。これが3・11原発事故の真実です。こんなことが許せるでしょうか! 川内原発で働く労働者のみなさん! 鉄道の労働者なら、危険な運転はやらない。電力労働者なら危険な原発は断固として拒否するということが、果たすべき責任ではないでしょうか。明日にでもストライキで川内原発を止めて私たちと合流し、ともに闘いましょう!」。西納さんの熱烈な訴えに、会場から大きな拍手と歓声が起きた。多くの参加者が次々に、動労水戸の闘い、原発労働者の決起を自らのものにしようと交流を求めてきた。
 ゲート前集会後、NAZENの仲間は、鹿児島市内へ場所を移し、天文館通りで再稼働阻止を訴える街頭宣伝を行った。8・6〜8・9闘争から連続して鹿児島現地まで闘い抜いた全学連が先頭に立って次々とマイクでアピール。全国を駆け回って闘い抜く学生の姿は街頭の圧倒的な共感を集め、多くの署名・カンパが寄せられた。
 「起動日」の8月11日は、早朝7時に集合。正面ゲート前で怒りの声を上げ続ける中、安倍政権と九州電力は午前10時30分に川内原発再稼働を強行した。断じて許すことはできない!
 だが、この再稼働強行で安倍は完全に墓穴を掘った。戦争法案への怒りと一体で、再稼働絶対反対の怒りはますます燃え上がっている。川内現地の住民の決起の勢いはかつてなく、世論は反対が賛成を圧倒している。きょうから新たなスタートだ。そして何より、動労水戸のように勝利の展望を指し示す階級的労働運動が登場するや、労働者階級の怒りはまたたく間にそれと合流し、一挙にゼネスト情勢をたぐり寄せる。
 今こそ全国に動労総連合を建設して国鉄決戦に勝利し、反原発闘争を推し進めよう!

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