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国葬と原発再稼働に反対 原発いらない金曜行動

戦前の句「戦争が廊下の奥に立っていた」を引用して戦争切迫を訴える落合恵子さん(7月15日 首相官邸前)

原発いらない金曜行動が7月15日午後6時30分から首相官邸前で開かれ、土砂降りの雨の中109人が参加して闘い抜いた。
この日の闘いは7・8安倍晋三元首相銃撃事件と7・10参院選「与党大勝」という巨大な政治的流動過程のただ中で、安倍「国葬」攻撃と原発9基再稼働宣言への激しい危機感と怒りが爆発する場となった。
最初に呼びかけ人で作家の落合恵子さんが安倍銃撃事件に触れ、「公人というのは何をしたか、しなかったのか問われなければいけない存在。死をもって終わりではないのではないんですか。何のための政治ですか。どうしたんですか、日本のメディアは」と発言し、政治とメディアには安倍の一連の犯罪行為を問いただす責任があると指摘。野党とマスコミの国葬攻撃への屈服を断罪し、戦争切迫の危機感を表明した。
呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さんは、「昨日、岸田首相が電力不安につけ込んで、原発9基を再稼働すると発表した。選挙中は言わなかった。選挙の後のどさくさに紛れて原発9基を再稼働する。そういう岸田にきちんと抗議しましょう」と発言した。
NAZEN東京代表の佐藤賢一さんは午後4時から東京電力本社へ放射能汚染水放出反対の申し入れ行動を行ったことを報告した。(記事別掲)
この日に再稼働を強行した関西電力大飯原発4号機の地元で反対運動を闘う「若狭原発を考える会」から、当日反対行動を闘っているという力強いメッセージが読み上げられた。
6月17日の最高裁の極悪反動判決の一方、東京地裁では7月13日に福島第一原子力発電所事故の株主代表訴訟で、当時の経営陣の事故責任を認定する画期的な判決が出た。この判決の意義が報告された。
さらに参加者が「私が今一番言いたいことは、原発推進の張本人であり海外に原発を輸出する商人の代弁者だった安倍元首相の国葬には絶対反対だということです。ウクライナとロシアの戦争で原発がどんなに危ないものかはわかったと思います。それなのに再稼働、絶対にあり得ないと思います」と語った。
これらの発言を受け、最後のコールは、「国葬をやめろ」「国葬を許さない」「原発再稼働許さないぞ」となった。これが闘う民衆の総意だ。安倍国葬と原発再稼働攻撃に敵の弱点がある。闘えば勝てるのだ。
次回8月の金曜行動は、8月26日となった。午後6時30分官邸前に集まろう。

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