「あきらめず闘い続ける」 松沢病院前で学習&交流会
6月25日、「あきらめない。独法化反対!都立松沢病院をまもろう6・25学習&交流会@八幡山」を開催しました。冒頭に元東大医学部附属病院分院職組書記長の早川惠子さんが自らの体験を踏まえ、独法化とは金もうけ医療への転換であり、医療現場の誇りと団結をズタズタにし労働組合を機能停止に追い込むものだと鮮明に提起しました。
続いて多摩連帯ユニオン根岸病院分会長の徳永健生さんが、院内での新型コロナのクラスターとの壮絶な闘い、そして病院資本の対応に現場労働者の怒りが噴出し資本を追い詰めている現況を、生々しくかつ感動的に話してくれました。
次に実行委が、松沢病院と同院の労組への申し入れの報告をしました。当日、対応した組合の書記さんは「病院に言ってくれ」と、病院側は「東京都からの指示に賛成・反対を言う立場にない。上には伝えるが返答はできない」との答えだったそうです。参加した患者家族の方は「組合はほとんど門前払い。でも職員の中には私たちと同じ気持ちの人もいるはず。みなさんと一致団結してやっていきたい」と語りました。
提起を受けての討論では、「医療を金もうけの手段にするな」「国鉄分割・民営化と同じだ」と声が上がり、清掃や区職の労働者が「現業つぶし、組合つぶしと闘い続けてきた。松沢病院の仲間とともに独法化と闘う」と表明。洞口朋子杉並区議が区議会での追及の様子を報告し、医療労働者は「独法化の狙いは医療の戦時動員。絶対に阻止しよう」と提起しました。
最後に実行委から「現場から矛盾と怒りが噴き出してくるのはこれから。現場の誇りと団結を取り戻そう。小池の言う『緊急事態』は戦争のこと。戦争への流れに立ちふさがる力、独法化を阻止する力は私たちの中にある。松沢で働く仲間たちの中にある。〝あきらめない〟を合言葉に、7月1日の独法化実施以降も闘い続けよう。7・1都庁デモに参加しよう」と呼びかけました。
会場を埋めた労働者、住民の思いがひとつになり、都立病院を民衆の手に取り戻すまで闘い抜く決意がみなぎりました。闘いは始まったばかりです。団結してがんばろう!(世田谷区 ヘルパー労働者・原田明佳)
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