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岸田の訪沖に怒り噴出/6・23 県庁前で抗議行動

反戦を訴える大行進沖縄の仲間(6月23日 那覇市)

沖縄戦「慰霊の日」の6月23日、改憲・戦争阻止!大行進沖縄の主催で、県庁前での反戦スタンディングを行いました。6月29~30日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席をもって参戦国化を狙い、沖縄を戦場にしようとする岸田が沖縄に来て「慰霊」を語るなど絶対に許せないと、参加者全体で岸田の訪沖を弾劾しました。
大行進沖縄の呼びかけ人である私が最初にマイクで訴え、参加者が次々と反戦の訴えを行いました。70年安保・沖縄闘争で「国境を越えた労働者の団結で戦争を止める」闘いを実践した元全軍労牧港支部青年部の宮城盛光さんもマイクで訴えました。
参加した青年労働者は、「私の祖父と祖母は戦争体験者であり、沖縄の地上戦の醜さをよく語ってくれました。この戦争は二度と繰り返してはいけません!」と語りました。そして「今日は『慰霊の日』なので、糸満市の摩文仁(まぶに)にある平和祈念公園では沖縄全戦没者追悼式が開催され、岸田総理大臣も出席しています。岸田は先月行われた沖縄『本土復帰』50周年の式典にも参加していましたが、どんな気持ちで、どのツラ下げて参加しているのか、本当に疑問に思います。しょーもない岸田政権を、みんなで声を上げて終わらせましょう!」「私たち労働者は、権力者を肥やすための奴隷じゃないんです。労働者はとても偉いし、大きな力を持っているんです! 私たち労働者、学生や高齢者が声を上げれば、絶対にこの世界、そして日本を変えられます!」と力強く訴えました。
正午から午後1時30分までの展開で350枚ものビラを配布することができ、8・6ヒロシマ大行動実行委員会が呼びかける中距離核ミサイル(INF)配備反対署名も20筆近く集まりました。5・15沖縄闘争に参加した人も合流し、さらに新たな仲間とともに力強く行動を打ち抜くことができました。「慰霊の日」なので地元の人も観光で来ている人も反応が良く、右翼は一切登場できませんでした。参院選のなかで、「自民党かオール沖縄か」という狭い政治勢力図に風穴を開ける闘いとなりました。 アメリカ帝国主義・日本帝国主義による中国侵略戦争が狙われ、沖縄が戦場にされようとするなか、慰霊の日を「祈りの日」にとどめず、国境を越えた労働者の団結で戦争を止めようと訴えるものとして闘い抜いたことが決定的でした。
さらにこの日、追悼式の会場周辺には多くの人々が集まり、5・15に続いて岸田に「帰れ!」「辺野古の海を守れ!」と怒りの声がたたきつけられました。
スタンディングに参加した仲間も「どんどん実践していこう」とやる気になっています。6・23行動は、沖縄から学生と若者を先頭に、改憲・戦争阻止!大行進運動を大きく前進させていく展望を切り開きました。(全学連委員長・赤嶺知晃)

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