Jアラート訓練中止を要求
9月14日、8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、広島県知事に対し「①政府に対してPAC3配備の撤回を申し入れること、②Jアラート訓練などの学校・地域で戦時体制づくりを行わないこと」の2点を申し入れました。これに対し、県の「平和推進プロジェクト・チーム」は、「核実験に対する抗議や核軍縮の会合の担当であり、防衛問題はうちは関係ない」と言ってのけました。
危機管理課では「防衛省の決定を拒んだり抗議をしたりする権限は都道府県にはない」と言われました。こちらが「Jアラート訓練は国民の危機感をあおるのが目的」と指摘しても、「あくまで情報伝達訓練です」の一点張り。しかし、Jアラートが対象とする25の情報の中に原発事故が含まれていないことを指摘すると、「国民保護」という名目との決定的な矛盾を突きつけられ、言い繕うことさえできない様子でした。
安倍首相は国連で、北朝鮮に対し「対話は不要。圧力あるのみ」と演説しました。改憲と戦争の道を突き進むもくろみを隠しもせず、瀕死(ひんし)の資本主義を延命させるためなら仕方がないと居直っているのです。資本家の都合で人間同士が殺し合わされるのはもうたくさんです。資本主義が欲する戦争と核のためにどれほどの命と尊厳が奪われてきたでしょうか。
韓国の労働者の皆さんとはもちろんのこと、長年の専制政治に虐げられてきた北朝鮮の人民や、銃を背負わされている各国の兵士たちとも連帯し、ともに朝鮮戦争の危機に立ち向かうことができれば、私たちは国や民族の違いなどものともしない強固な連帯を手に入れるでしょう。
ロシア革命が指し示した道がすぐそこに見えています。ロシア革命100年記念集会、改憲阻止1万人大行進には世界中の被爆者の怒りと願いを携えて、広島からも多くの同志が参加します。団結を!(広島 大野歩)
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