電子戦部隊配備に実力抗議 大行進沖縄 宮古島住民と共に
改憲・戦争阻止!大行進沖縄は2月26日、「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の呼びかける陸上自衛隊宮古島駐屯地への電子戦部隊搬入阻止行動に参加しました。
宮古島現地の住民を中心に婦人民主クラブ全国協議会など全国から来た仲間とスクラムを組んで共に闘い、部隊の車両を4度も止めることができました。「闘いの中で団結すれば戦争を止められる」という確信をつかみました。
電子戦部隊の配備は、琉球弧のミサイル基地化と一体です。地対艦ミサイル部隊を沖縄本島の陸自勝連分屯地(うるま市)に配備し、南西諸島の4部隊を指揮する地対艦ミサイル連隊本部をそこに置きました。ミサイルは射程を1千~3千㌔メートルに伸ばし、艦船、潜水艦、戦闘機などに搭載して中国本土を攻撃できるものとして新たに開発・量産化されようとしています。
このミサイル攻撃を成功させるために、中国の防空レーダーや通信機器を電磁波攻撃で無力化する電子戦部隊を宮古島に配備しようとしているのです。2019年の防衛白書は「電子攻撃は……電波妨害(ジャミング)のほか……高出力の電磁波(高出力レーザーや高出力マイクロ波など)による対象の物理的な破壊も」と明記しています。
この電子戦部隊の車両搬入を住民が知ったのは2月末で、数日しかありませんでした。市民は必死で抗議文を出し、闘争を緊急で準備しました。こうした形で突然、侵略軍隊は強権的に配備を狙ってくるのです。
26日早朝から搬入が狙われる平良港に闘う仲間が結集しました。車両を止める1回目の闘いは、電子戦部隊を先導する自衛隊車両が港に入るのを止めました! 地元住民を先頭に怒りをたたきつけ、自衛隊員は大動揺していました。
2回目はスクラムを組んで電子戦部隊の車両の前に寝転びました。本来は午前10時に搬入を始めるはずが私たちの行動で大幅に遅らせることができました。
3回目は駐屯地に入ろうとする車両を止めました。追い詰められた自衛隊は、なんと正門ではなく、自衛隊の家族が生活している宿舎の入り口から車両搬入を行いました。子どもがいるにもかかわらず、超危険な電子戦兵器を宿舎から通そうとすることに怒り、全力で車両を止めました。
4回目の闘いは、自衛隊が市民の怒りに追い詰められて正門から入ろうとしたのですが、その車両も抗議で止められました。こうした行動をさらに強化すれば戦争は絶対に止められます。
5時間の激闘の後、夕方は地元のスーパー前で街頭宣伝を行い、翌日は不屈に続けられてきた宮古島駐屯地正門前での抗議行動に参加しました。私も発言させてもらい「次は絶対に電子戦部隊の発足を阻止しましょう」と訴えました。京大弾圧を粉砕し奪還された京大生と共に、また宮古島の闘いに参加したいと思います!(改憲・戦争阻止!大行進沖縄 赤嶺知晃)
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