韓国・旭支会 賃金支給の勝利判決 東京・尼崎で連帯行動
9月2日午後、旭非正規職支会支援共闘会議はAGC本社に対する申し入れ・抗議行動を闘った。
地位確認訴訟での7・13勝利判決(AGCに旭支会組合員の直接雇用を命じた!)に続き、旭支会が起こした賃金支給請求訴訟で8月19日、大邱(テグ)地裁金泉支院民事部は、AGC韓国法人「AGCファインテクノ韓国(AFK)」に対し、違法解雇の損害賠償として正社員基準の賃金64億130万㌆(約6億7千万円)の支払いを命じる判決を下した。これに対しAGCは卑劣にも支払いを拒否し、利子分を含めた70億㌆(約7億3千万円)を供託し控訴した。しかし、AGCがいかにあがこうと判決を覆せる展望は皆無だ。
「AGC平井良典社長は潔く非を認め、直ちに旭支会組合員22人を正規職として職場に戻せ!」。申し入れに対し、応対すら拒否するAGCに対し、動労千葉、韓国サンケン労組を支援する会をはじめ労働者が怒りをたたきつけた。
尼崎工場前で宣伝
9月7日夕、旭非正規職支会との連帯を込めて関西合同労組をはじめ旭非正規職支会支援共闘会議に結集する労働者は、AGC尼崎工場前に布陣。退勤する労働者に1時間にわたって訴えました。関西合同労組の阪神支部をはじめ本部、東部支部、泉州支部、北大阪支部、動労西日本などが次々とマイクを取って「解雇撤回!」「AGC旧旭硝子(ガラス)は大邱高裁判決に従い旭非正規職支会組合員を直接雇用せよ」などと訴えました。元全港湾のNさんも駆けつけ「サンケン電気の解雇は撤回させた! 今度はAGCだ!」と力強くアピール。
5年前のかねひろ運輸解雇撤回闘争への刑事弾圧の際には旭支会のナムギウンさんら3人が判決公判に駆けつけ、許用皓支部長らと熱い団結を誓いました。以来、尼崎工場前でビラまきを続けてきましたが、今回は多くの労働者がビラを受け取ってくれました。
最後に「日韓労働者の団結で正規復職を勝ち取ろう」「国際連帯で戦争をとめよう!」などとシュプレヒコールで締めくくりました。(関西合同労組阪神支部・山本美知子)
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