市東さんの農地を守る会・福島、第２回総会開く

　８月２７日、「三里塚市東さんの農地を守る会・福島」の総会を、郡山市駅前の会場で開催しました。三里塚５０年の闘いを記録したＤＶＤ上映後、総会冒頭に北原鉱治さんの冥福を祈り黙祷を行いました。
　代表あいさつに立った鈴木光一郎さんは「三里塚のサラサラな土と、市東さんの無農薬で育てた野菜を食べれば１５０歳まで生きれる。それをコンクリートで覆い尽くすことは絶対に許さない」と第３滑走路阻止の決意を表明しました。
　連帯のあいさつでは、ふくしま合同労組の丹治さんが「北原さんは 、絶対反対・実力闘争の指導者だった。その遺志を継いでいく」、動労福島の遠藤さんが「反対同盟と動労千葉の精神を引き継ぐ組合として動労福島をつくった。今、郡工で、ＪＲのエルダー制度への絶対反対の闘いが始まっている」、婦人民主クラブの長尾さんが「三里塚の体を張った闘争の中に真の女性解放を見てきた。１０・８集会に結集しよう」と訴えました。

　反対同盟の伊藤信晴さんからは、請求異議裁判の経過や第３滑走路に反対する周辺住民の取り組みが紹介され、「ＮＡＡは早朝便の拡大や騒音移転対象地域の拡大、発着回数の増加を狙っていて、カネで反対の声を潰そうとしている。これに対する闘いで三里塚闘争の発展と社会を変える土台をつくっていく」との決意が語られました。
討 論では、「請求異議裁判は一回一回が勝負であり、傍聴に行ってわれわれの気迫を見せよう」、「援農も１回だけじゃなくて、何回も行くことだ。そうしているうちに市東さんの生き様も見えてくる」「現地に重大な動きがあったら、われわれは現地に馳せ参じる。当面は１０・８集会に結集しよう」など、裁判傍聴や援農や現地集会への積極的参加が訴えられました。
　守る会・福島は、市東さんとの団結、反対同盟との団結をより強めることと、請求異議裁判署名を通じて三里塚の闘いを広げていきます。また、全国農民会議はじめ福島の農民との交流をつくり、地域の労農連帯をつくっていきたいと考えています。
（三里塚 市東さんの農地を守る会・福島　共同代表　橋本光一）