三里塚請求異議裁判、最高裁の上告棄却を弾劾する
最高裁第3小法廷は6月8日付で、三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの請求異議裁判の上告を棄却し、その「決定」を反対同盟顧問弁護団に送付してきた。
これまで暴かれてきた成田空港会社(NAA)の違法・不法の数々を一切不問に付し、暴力的な農地強奪を認めるというのだ。東京高裁の控訴棄却後わずか半年で出された、最高裁によるこの反動的上告棄却を許すことはできない。こんな一片の「決定」で、市東家が100年耕してきた農地を奪い取るなど絶対に認めるわけにはいかない。
追い詰められているのは、成田空港=NAAだ。コロナショックによる航空需要の蒸発、バブルの崩壊、廃港の危機は、農民の農地を奪って建設を強行し続けてきた成田という国策の破産そのものだ。
強制執行攻撃を粉砕し、市東さんの農地を労農学の実力で守り抜こう! 反対同盟が呼びかける7・11天神峰樫の木まつりに集まろう。(TN)
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