「絶対に職場に残る」 鈴コン分会 ストで宣言
5月1日、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸分会長が全日ストライキを闘った。
4月16日の団交で、鈴コン資本は吉本さんに「8月までの3カ月雇用契約を5月に更新する。以降は契約しない」と首切りを宣言した。労組つぶしのための不当労働行為だ。
スト当日、鈴コン社前に集まった25人の仲間に見送られて、午前7時50分に吉本さんがストを通告。3年間の闘いでストを理由にした不当解雇を撤回させ職場復帰を実現した2011年、15年以来のストライキだ。工場内の労働者と地域住民から注目が集まり、現場に向かう生コン車に乗った労働者からはエールが送られた。仲間の死を乗り越え、非妥協で闘ってきた鈴コン分会の力は大きい。
深刻な労働者不足の中、鈴コンでも生コン車十数台が稼働していない。雇い止めには何の合理性もない。
吉本さんは「闘えば勝利できる。順法闘争と残業拒否闘争を貫徹し、絶対に職場に残る。仲間の皆さん、共に闘おう」と宣言した。
社前抗議行動を打ち抜いた後、赤羽駅に移動してスト決行中の街頭宣伝。昼休みには西部ユニオンの青年組合員の職場前での反戦スタンディングと最寄り駅頭での宣伝活動を行い、新宿メーデーに合流。ストを報告し「闘えば負ける気がしない」と決意表明した。闘いはこれからだ!(東京西部ユニオン・木梨義孝)
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