弁護士が反戦デモ 霞が関に「高市打倒!」
11月14日、闘う弁護士が先頭に立ち東京・霞が関の官庁街を貫く反戦デモを闘った。「憲法と人権の日弁連をめざす会」など3団体が呼びかけ、高市の「台湾有事は存立危機事態」発言に対して即座に怒りの反撃をたたきつけた。
正午前、日比谷公園霞門に80人が集まった。呼びかけ団体を代表して「めざす会」の山本志都さんが、高市の「存立危機」発言と安保3文書改定などの中国侵略戦争に向かう攻撃を徹底弾劾し、「嵐のような攻撃の前に立ち尽くしてはならない。戦前の弁護士会は戦闘機を軍に寄付までして侵略戦争に協力した。私たちはその轍(てつ)を踏まない。裁判員制度廃止! 今こそ反戦の行動を」と呼びかけた。
「改憲・戦争阻止!大行進」呼びかけ人の高山俊吉さんは「今日は国家権力のど真ん中を通るデモだ。戦争と人民抑圧の最先端の部署部署を回り、『お前たちの存在を我々は根本から認めない』と声を上げよう」と檄(げき)を飛ばした。
正午にデモ出発。弁護士が先頭に立った。外務省―経済産業省―財務省―文部科学省―首相官邸を直撃し、「高市打倒!」のコールを響かせた。沿道の人々が圧倒的に注目する中、激しい危機感をむき出しにした右翼の妨害を粉砕し、最高裁まで1時間のデモを意気高く闘い抜いた。

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