反戦貫き差別と闘う 全国水平同盟が第13回大会
全国水平同盟第13回大会が7月21日、茨木市クリエイトセンターで開催された。全国から110人が結集し、中国侵略戦争の戦時下においてプロレタリア革命をめざし「戦争に反対し差別と闘う全国水平同盟」の路線を明確にさせた。とりわけ8・6ヒロシマへの総決起を宣言する戦闘的な大会として大成功した。
平沼和典事務局長が基調報告の前半を提起した。「軍事費優先のために医療や生活を破壊し社会福祉を切り捨てる矛盾は部落に集中している」とし、西郡での住宅建て替え・追い出しは全面的な更地化を狙う攻撃であると弾劾。「西郡と全国水平同盟の闘いは、『部落の生活破壊と更地化はもう我慢ならない』という声に火をつける闘いの焦点になった。西郡の更地化攻撃は村の形を全く変えてしまう国家的な解放運動絶滅攻撃であり、八尾市行政を超える、岸田政権の戦争国家化攻撃だ」と確認し、「自衛隊基地強化を軸に八尾市の戦争拠点化が狙われている。だからこそ住宅闘争を戦争反対の闘いとして地域から総決起をつくろう」と提起した。
続いて「狭山闘争論」を田中れい子書記長が提起した。狭山裁判は権力による部落差別に基づく「差別裁判」「権力犯罪」であると強調。「岸田政権は家令和典裁判長による再審棄却を狙っている。労働者を戦争に駆り立てるために、差別と排外主義をあおって激化させている」「狭山闘争の責任勢力として戦争反対の労働者の総決起をかちとり、狭山再審闘争に勝利しよう」と訴えた。
久原正子委員長は広島での8・5前夜総決起闘争に1千人で決起し、8月6日朝の平和公園・原爆ドーム前の封鎖を粉砕し、戦争式典粉砕のデモを打ち抜こうと呼びかけた。
西郡支部、高槻支部、杉並支部、徳島支部、崇仁・東三条支部から闘いの報告がされた。西郡支部は岸田政権と八尾市の中国侵略戦争拠点化攻撃と対決し、新住宅建設攻撃を破綻に追い込んでいると勝利感あふれるアピールを行った。奈良の自治体労働者は組合除名攻撃を打ち破り「真の部落解放闘争を闘う労働組合を取り戻す」決意を語った。さらに高校生を含む10人が登壇。一人一人の戦闘的な闘いの報告と決意に熱烈な拍手が送られた。
久原委員長以下の役員体制承認に続き、「8・6広島暴処法弾圧を粉砕し、5名の仲間を取り戻す決議」を採択。8・6ヒロシマから11月労働者集会6千人結集をかちとることを参加者全員の決意として確認し大会を終えた。(全国水平同盟西郡支部・錦織進)
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