1. HOME
  2. ブログ
  3. 高松(香川)で10・21反戦映画会/上映後の討論で日本軍の侵略の歴史に怒り

高松(香川)で10・21反戦映画会/上映後の討論で日本軍の侵略の歴史に怒り

  10・21国際反戦デーの取り組みとして、高松市で「琉球弧を戦場にするな 2024&2025」の上映会を行った。上映会に向かって繁華街で反戦を訴えながらビラを配っていると、高齢の方が立ち止まって、「中国侵略戦争阻止という主張は聞いたことがない。どういうことでしょうか?」と尋ねてきた。私たちは、「いま、沖縄本島や石垣島、宮古島などでは、対中国戦争に向けて自衛隊が準備と戦争挑発行動をしている。その事実を記録した映画です。私たちは、もう二度と中国・アジア諸国への侵略戦争をさせない、許さない取り組みをしています。ぜひ、おいでください」と訴えた。そして、上映会に来ていただくことになった。
二つの映画を見終えて討論になった。その方は実際の柳条湖事件や盧溝橋事件、三光作戦など、父親から聞いたという話をまじえて、次のような話をしてくださった。
「中国人からしたら、日本軍はまさしく侵略軍。ひどいことをした。揚子江へ船で入っていくとき、中国人の死体の山が次々と見えた。日本軍はジュネーブ条約など教育もされていなかったので捕虜の扱いが酷かった。捕虜は保護の対象ではなく、いたぶって殺すものだった。首切りは軍曹の仕事。それもたくさん見た。そのむごいこと、凄惨なこと、野蛮なこと、人間は道を間違うとあそこまでになっちゃうのか。人間の良心や道徳のかけらもなくなる。
日本軍は腐っている。燃えるものを先端につけた矢を民家に放って焼き払い、そこから出てきた人もまた殺す。丸亀連隊も三光作戦をやった。731部隊もひどいことをした。だから、日本の兵隊の中には、自ら指を落として内地に帰ろうとする者もいた。四国民報(今の四国新聞の前身の一つ)の新聞記者が従軍していた。マスコミは戦地のことを郷土香川にニュースにして送った。郷土の戦意を上げるためだ」
そして、その方は現在の台湾と中国をめぐる状況について、次のように話してくださった。
「米国も日本も他国に介入してはいけない。台湾は中国の内政問題。中国と台湾の人たちが話し合って解決することだ。そこにちょっかいを出すのは間違っている。この前(第2次大戦)はそこにちょっかいを出したから、日本は、あんなこと(空襲、沖縄戦、原爆)になった。」
その話を聞いた私たちは、「いまこそ始まる前に戦争をとめよう!」「いまこそ反戦の闘いと組織の建設を!」と改めて決意した。仲間の11・2全国労働者集会に向けての力がまたみなぎってきたことも感じた。今回の上映会は、自分が全責任を取りきる立場でやり抜いたので、仲間の戦争への怒りと澄んだ目で、この取り組みの成功を実感できた。11・2で戦争をぶっとめよう!

(香川連帯ユニオン委員長 小宮淳)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択