中川いくこさん勝利へ 泉州住民の会総会で団結
「私の信念はただ一つ、この社会を動かしている労働者が人間らしく生きられる社会をつくることです」――5月泉佐野市議選に立候補する関西新空港絶対反対泉州住民の会代表の中川いくこさんの鮮烈な決意が参加者の胸を打った。
3月21日午後、泉佐野市・泉の森ホールで関西新空港絶対反対泉州住民の会総会が行われ、55人が集まった。司会を務めた小林順子さんが「国賀さん、井上さんの遺志を継いで新たな闘いをこの場から始めましょう」と宣言して開会。三里塚反対同盟、動労千葉などのメッセージが紹介され、関西労組交流センター、ス労自主、全国水平同盟、八尾北医療センター労組、婦人民主クラブ全国協、革命的共産主義者同盟の連帯あいさつが行われた。
拍手の中、中川いくこ代表が登壇し市議選に挑戦する決意を表明。「戦争と改憲、労働法制改悪の安倍を打倒する闘いとして選挙を闘えることは喜びです」と笑顔で切り出し、「泉佐野に来て32年の闘いの中で労働者の不屈さを確信しました。この確信をもって『とめよう!たおそう!かえよう!つくろう!』という四つのスローガンで市議選を闘います。労働者のための政党、働いて、生きて、それを大事にする政党を共につくりたい。ゼネスト、革命を成し遂げる闘いの始まりです」と訴えた。
2月にクリーニング会社SOCで分会を立ち上げた関西合同労組の小松美由紀さんは、「職場の現実は安倍の『働き方改革』の先取りそのもの。こんな職場を変えるためにも中川さんと共に泉州のあらゆる職場に労働組合をつくりたい」とアピールした。
会場から、「社会保障など情勢は厳しい。中川さんを先頭に笑顔で生きられる社会をつくっていきたい」「戦争を止める力は労働組合のストライキにある」など、中川さんの市議選挑戦への熱い思いが次々と語られた。
最後に関西合同労組の黒瀬博匡委員長が、「戦争・改憲を阻止し安倍を打倒する闘いを泉佐野から始めよう。働く者が人間らしく生きられる社会を共につくりましょう」とまとめた。
(関西 泉谷徹)
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