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星野国賠訴訟/池田医師意見書の矛盾を追及

原告の星野暁子さんを先頭に法務省弾劾のデモ(2月16日 東京)

2月16日、星野国賠訴訟第14回口頭弁論が開かれ、前夜から続く三里塚攻防と連帯して闘われた。焦点は、国が1年間も提出を引き延ばして昨年12月に出してきた東日本成人矯正医療センターに関する池田正行医師意見書だ。池田は徳島刑務所に関する医師意見書も書いた高松刑務所の医師だ。
すでに原告弁護団は、池田意見書を批判する布施幸彦医師の意見書と準備書面を提出。2019年5月28日、巨大な肝臓がんの切除手術を受けた星野文昭さんの血圧が18時50分に急激に低下。術後出血があったと原告は主張している。この時、医師が再開腹して適切に措置をしていれば、星野さんの命を救うことができたのである。
これに対し国はこれまで「術後出血はなかった」と主張してきた。しかし、池田意見書は「DIC(血小板が減少して血が止まらない)による術後出血が始まっていた可能性が高い」と書いている。岩井信弁護士が「被告の主張が相矛盾している。このままでは審理が大混乱する」と指摘し、国側を追及。さらに肝臓専門医の意見書を提出し反論することを明らかにした。
次回は5月16日(火)午前10時30分、東京地裁708号法廷。裁判後、報告集会を行い、原告の星野暁子さんを先頭に法務省弾劾デモを闘った。
さらに同日午後、アメリカの無実の政治犯ムミア・アブ=ジャマル救援の国際連帯行動としてアメリカ大使館抗議行動を行った。

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