この勝利で戦争とめる ほらぐち区議2期目の決意
開票日の24日夜、ほらぐちともこ杉並区議が杉並区立産業商工会館で区議会議員選挙勝利の報告集会を開いた。杉並区民や街宣隊を先頭で担った学生をはじめ150人を超える支持者・支援者が駆けつけ、巨大な反戦闘争のうねりを感じさせる集会となった。
都政を革新する会の北島邦彦さんが司会を務め、参加者の熱い思いを受けながらほらぐち区議が発言に立った。
「今回の選挙では現職が12人落ち、そのほとんどは『田中前区長派』でした。区民の怒りが示されています。しかし結局は、新たな『オール与党』が再編されると思います。この中で闘う1議席は大きい。戦争情勢の中で、戦争は国政だけではなく足元から始まっていると訴えて、戦争絶対反対の2632票をかちとったことは本当に重要です。
振り返ってみると、立候補自体が当たり前のことではなかった。仲間の存在に励まされて2期目に挑戦することを宣言したら、右翼が毎週杉並に妨害に来るようになって、戦争の時代を感じながら、これをはね返していく中に勝利があるんだと闘いぬいた。
議会では岸本区長派が圧倒的に多い中で、4年間貫いて選挙戦でも訴えてきた再開発反対、児童館廃止反対、戦争絶対反対を貫いて闘っていきます。自衛官募集業務を大問題にして、反戦の具体的なテーマとして運動を巻き起こしていきたい。軍事費2倍化反対の署名は全部で7000筆、杉並区内では3800筆を超えた。この人たちを組織するために、明日の朝から当選の報告に立ちたい。5月にはG7広島サミットがあり、岸田が戦争へさらにかじを切ろうとしている。杉並だけでなく、全国を飛び回ってみなさんと共に闘っていきたいと思います」
ほらぐち区議の2期目にかける決意は、満場の拍手で迎えられた。
この決意を受け、街宣隊を担った全学連が前に並んだ。神野副委員長は「1議席、1票にとどまらない団結を得た。誰一人欠けてもこの勝利はなかった」と強調し、矢島尋副委員長は「選挙戦では女性の大きな怒りが示された。女性や性的マイノリティーの人たちは社会を根底から変革する主体だというほらぐちさんの立場は、階級全体を獲得できる」と展望を語った。
区内で働く労働者は「これからがんばるのは、ほらぐちさんだけじゃない。階級的労働運動をよみがえらせるためにみんなでがんばりましょう」と語り、共に激しい選挙戦を闘った区民は「今こそ改憲・戦争阻止!大行進東京西部の運動を本格的に始めて、杉並から全国に発信したい」と提起。何度も応援に駆けつけた大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は「反発する人の中にも『ほらぐちともこ』という命が入った。これを大きなうねりにしていきましょう」と訴えた。
最後に、東京労組交流センターの山口弘宣代表が「この勝利を中国侵略戦争を止める闘いへ。まずもってG7広島サミットに反撃しよう」と訴えた。
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