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石川さんの再審を行え 水平同盟先頭に高裁要請行動

「狭山事件の鑑定人尋問と資料鑑定をただちに行え」と東京高裁前で街頭宣伝(6月22日 霞が関)

全国水平同盟と部落解放東日本共闘会議は6月22日、東京高裁第4刑事部・大野勝則裁判長に対し、狭山事件の再審を開始すること、弁護団が求める11人の鑑定人尋問と万年筆インクの資料鑑定をただちに行うことを求める要請を全国水平同盟・久原正子委員長を先頭に行いました。

今年12月の大野裁判長退官を前に第3次再審請求の棄却策動が強まっています。要請では西郡、杉並など水平同盟の各支部、動労千葉、動労総連合水戸、各労組交流センター、ユニオン、全学連が要請書に基づいて裁判所を鋭く追及しました。6月8日の3者協議では検察官が「鑑定人尋問も資料鑑定も必要ない」と言い放っていることに怒りが集中しました。

全国水平同盟と全国の解放共闘は6月10日、11日に狭山現地調査を行いました。石川一雄さんの真実のコースをたどり、警察がでっち上げたコースを歩いて、事件が部落差別に基づく権力犯罪であることを実感した仲間からは高裁要請行動の場でも「書面の審査だけでなくぜひ現場を見てほしい」との声が上がりました。要請に先立って東京高裁前で宣伝・署名活動を行い、多くの人が足を止めビラを受け取り署名にも応じていました。

「冤罪 狭山事件」(石川早智子さんブログ)は狭山再審を闘う全国の心ある人々の様々な取り組みと思いを発信しています。また、新刊の黒川みどり著『被差別部落に生まれて』(岩波書店)は、石川さんが10歳から18歳まで年季奉公に出ざるを得なかった部落差別の現実、別件逮捕から現在に至る文字獲得から仮出獄後の闘いが描かれ、石川さんの「見えない手錠を外すまで」の思いが伝わってきます。また、入管法改悪にあたっての「国益あっての人権」発言(維新の会・鈴木宗男)と姿勢に強い怒りがわきあがっています。

日帝国家権力の部落差別攻撃と対決し、8・6広島―8・9長崎を闘い、11月全国労働者集会に大結集しよう。(東京東部 T)

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