広島暴処法弾圧裁判 荷物検査拒否を通告 不当な訴訟指揮と闘う
3月19日、8・6広島暴処法弾圧の第5回公判を闘った。広島地裁の角谷比呂美裁判長は、①警察を裁判所に導入する過剰警備、②被告人の開廷40分前の出頭命令、③裁判所入り口での荷物検査の上に法廷に入る前の再度の荷物検査、④私物の筆記具や裁判資料の入ったタブレットの持ち込みの禁止など、理不尽な訴訟指揮を続けている。今回、③を焦点に抗議し闘った。
裁判所に対し開廷前に、被告人の入廷前の「荷物検査を拒否する」と通告した。角谷裁判長は「荷物検査を拒否するなら開廷しない」と高圧的態度で応じなかった。今後は「開廷拒否」も辞さず、不当な訴訟指揮と闘っていく決意だ。
大学生・高校生も傍聴する中、公判は警視庁公安警察官の内山淳則ら4人が「前進チャンネル」などの動画の面割りを行った。内山は被告の1人が11月労働者集会当日、前進社にいたにもかかわらず「11月集会で被告人を見た」と供述した。弁護団が追及すると「メモはしていない。私の記憶です」とうその供述をした。証言の信用性は全くない。被告の冨山小太郎さんが高槻市役所前でビラまきするのを見たという大阪府警生野署の朝田孝雄は「市役所から通報があったのか」と追及され「そうです」と答えた。高槻市当局と警察が一体となった弾圧であることが明らかになった。
今後の裁判日程は未定。
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