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岸田訪米―日米戦争会談に怒りのデモ/東京・渋谷

渋谷駅前のスクランブル交差点を進むデモ隊。全学連、青年労働者、高山俊吉弁護士を先頭に「戦争反対!岸田打倒!」を訴えた。反戦のコールに沿道の人たちがこぶしを突き上げて応えた(4月9日)

4月9日、「改憲・戦争阻止!大行進東京」の主催で「岸田訪米・日米戦争会談を許すな!渋谷デモ」が闘われた。200人の労働者・学生が、渋谷繁華街のど真ん中を通って、怒りあふれるデモを打ち抜いた。
午後6時30分から渋谷区勤労福祉会館で決起集会が開かれた。新入生歓迎闘争を闘っている全学連を先頭に青年労働者も多数参加して会場は満杯になり、熱気があふれた。SNSやビラでこの日の闘争を知ったという人も多数参加した。
司会の全学連の学生が、「日米会談は中国侵略戦争同盟への転換を狙うものだ。ここ東アジアで史上三度目となる世界戦争・核戦争を日米帝国主義が起こそうとしている。これを何としても止めなくてはなりません!」と熱烈に訴えた。
基調報告を行った大行進事務局の本山隆介さんは、日米首脳会談の狙いが中国侵略戦争を日米共同作戦として展開するための米軍・自衛隊の指揮統制の連携強化にあることを暴露した。そして、沖縄を始め全国で怒りと闘いが爆発しつつあることを明らかにし、「階級闘争は帝国主義との非和解的、内乱的激突へ必ず進む。4〜6月、日本階級闘争の大転換をかけて闘おう」と訴えた。満場の参加者が大きな拍手と「異議なし」の声で応えた。
大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は、「中国への戦争を具体的に準備するための会談だ。絶対に許さない」と弾劾し、「バイデンと岸田に満腔(まんこう)の怒りをたたきつけよう。真実を暴いて闘えば多くの仲間が我が事として必ず立ち上がる」と呼びかけた。
最後に全学連の学生が決意を表明し、「私たちの闘いは国家権力との実力闘争だ。岸田を打倒し、人民を虐殺しなければ延命できない資本主義を打倒しよう」と訴え、全体の闘う意志が強固にうち固められた。
デモは権力・右翼の妨害と弾圧を粉砕し、「日米戦争会談粉砕!岸田打倒!」の声を渋谷の街にとどろかせ、数千の人々が大注目する中、スクランブル交差点を進んだ。沿道は岸田への怒りに満ち、ビラが次々と受け取られ、隊列に加わる人もいた。外国人を含む多くの人がカメラを向け、デモ隊の反戦のコールにこぶしを突き上げ応えた。
集会に先立ち午後5時から「大坂正明さん救援会」が渋谷駅前で署名・街宣活動を行った。全学連の学生が次々と岸田を弾劾し、デモへの参加を呼びかけた。

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