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朝鮮人・中国人虐殺から101年 中国侵略戦争阻止掲げ

 1923年関東大震災朝鮮人・中国人虐殺から101年目の9月1日、東京都知事・小池百合子は今年も朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付を拒否する一方、「首都防衛」を叫び、自衛隊が参加する「都・板橋区総合防災訓練」=戦争訓練の実施を計画した。これに対し、米日帝の中国侵略戦争阻止へ、8・6ヒロシマの勝利を引き継ぐ今秋第一弾の反戦デモが練馬と錦糸町で闘い抜かれた。

練馬駐屯地正門で大行進練馬が申し入れ(9月1日 東京・練馬区)

錦糸町から、主要な虐殺現場となった亀戸へ向けデモ(1日 東京・江東区)

練馬駐屯地正門前。警察の阻止線をはねのけ、実力で申し入れを貫徹

練馬 陸自駐屯地に実力抗議

 この日、陸上自衛隊練馬駐屯地の陸自第一師団も参加する「都・板橋区総合防災訓練」が台風の接近で中止となった。しかし、激化する中国侵略戦争への突入を阻むために練馬駐屯地デモには150人が結集し実力デモを闘い、駐屯地申し入れを実力で貫徹した。
 「8・6ヒロシマに続け! これが私たちの合言葉だ」。デモに先立つ集会では、改憲・戦争阻止!大行進練馬で一陽会労働組合の坪井静委員長が基調報告。「沖縄と連帯し日米安保粉砕・基地撤去で本日のデモを闘おう。練馬駐屯地には第一師団司令部がある。さらに第一特殊武器防護隊が核戦争を含む化学戦に対応する。第一普通科連隊はイラク派遣部隊でもあった侵略出撃部隊であり、治安出動部隊でもある」と暴露し、「練馬駐屯地を中国侵略戦争の出撃拠点にさせない。反戦・反基地、反軍闘争として闘い11・3集会へ」と熱烈に訴えた。大行進板橋の青年や全学連などが首都圏における今秋反戦闘争の爆発を訴え、駐屯地デモへ出発。
 右翼の街宣車十台近くが妨害し騒然となる中、デモは「中国侵略戦争反対!」「沖縄を戦場にするな!」などを訴え敢然と進む。自衛隊官舎前では「自衛官は侵略の銃を取るな!」「出兵命令を拒否しよう!」「自衛官は軍服を着た労働者だ! 一緒に反戦の声を上げよう!」と声を張り上げた。多くの自衛官とその家族がベランダからかたずをのんでデモを見守った。
 デモ後、駐屯地正門前で警察と右翼の妨害を体を張ってはねのけ、青年労働者が中国侵略戦争のための訓練・動員をやめろと防衛省と基地司令宛て申入書を読み上げ自衛官に手渡した。

JR錦糸町駅前でリレーアピール

錦糸町 虐殺の歴史繰り返すな

 「関東大震災の朝鮮人・中国人虐殺から101年、岸田を倒した力で中国侵略戦争を止めよう!」
 夕方からJR錦糸町駅南口で、大行進東京東部と同東京が呼びかけリレートークが始まった。
 練馬駐屯地デモの報告が大行進北部から行われ、東京東部星野文昭さんを取り戻す会の仲間が、朝の両国駅前で宣伝戦を行い横網町公園で開かれた朝鮮人犠牲者追悼式典に参加したことを報告、「首都防衛」を掲げる小池知事の追悼文拒否を怒りを込めて弾劾した。

 東京東部で闘う青年労働者は「虐殺を繰り返してはならない。今現に行われている中国への戦争挑発、ガザでの大虐殺を止めるために行動しよう」と呼びかけ、多摩連帯ユニオンの組合員がアマゾン青梅事業所に分会結成を通告したと報告、「アマゾンの労働者も戦争絶対反対であり、資本に対する怒りを持っている。11・3労働者集会に必ず旗を掲げて登場する」と宣言すると、土砂降りの雨の中、一人の労働者が発言者に駆け寄り握手! なんと彼もアマゾンの倉庫で働いている労働者だった。
 全学連の学生が8・6ヒロシマの勝利を引き継いで闘う決意を語り、最後に大行進呼びかけ人の森川文人弁護士が「戦争を進める自国政府を打倒する国際連帯を実現しよう」と訴えた。
 180人が参加したデモは錦糸町から亀戸へ、沿道や商店からの声援を受けながら進んだ。

式典参加者に宣伝
 午前11時からの朝鮮人犠牲者追悼式典は台風のために規模を縮小しての開催だったが、両国駅からは参加者が途切れなかった。
 大行進東部、同東京、東京労組交流センターの労働者は朝から両国駅で9・1反戦デモを訴え宣伝活動を行った。11・3集会チケットを15人が買い求めるなど戦争反対の共感を呼んだ。

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