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絶対反戦貫き11月へ 婦民全国協 結成40年迎え総会

結成40周年を迎えた婦民全国協は第41回総会で、中国侵略戦争・核戦争絶対阻止の今秋決戦へ決意を固めた(9月1日 神奈川県相模原市)

8月31日、9月1日の2日間、相模原市において婦人民主クラブ全国協議会第41回総会を開催しました。台風10号の影響で関西以西の仲間の結集が困難を極める中、広島・関西から30時間もかけて代表がかけつけてくれました。5・15沖縄、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキの大勝利を確認し、「中国侵略戦争・世界核戦争と対決して11月労働者集会に6千人を結集する。反戦闘争の最先頭に女性の膨大な決起を組織しよう!」と熱のこもった討議が行われました。
今年は、国鉄分割・民営化、三里塚闘争、雇用機会均等法攻撃との闘いの路線をめぐり、旧婦民本部(現ふぇみん)からの処分攻撃に対して分離独立を闘い取り婦人民主クラブ全国協議会を結成して40周年を迎えます。帝国主義が大没落し、世界核戦争へ突進する情勢に対して、動労千葉や港合同、関西生コン支部の3労組の階級的労働運動と共に闘ってきた自らの存在をかけて、今こそ自国帝国主義との闘いにあらためて向かうときです。
総会は三浦正子代表の主催者あいさつで開始。8・6の闘い、ガザ・ウクライナの状況、沖縄女性暴行事件とその隠ぺいへの怒り、沖縄や横須賀基地の現状などの映像上映に続き、全学連、動労千葉家族会、神奈川労組交流センター代表、革共同からの共闘のあいさつを受け、動労千葉と洞口朋子杉並区議のメッセージが代読されました。
議案提案は事務局長の鶴田ひさ子から。「米日が2プラス2で核戦争同盟を強化し、統一司令部までつくって中国侵略戦争に向かっている情勢。戦前の婦人運動が戦争を前に転向・屈服し、国防婦人会を見て『婦人の解放』などと言ってしまったことを、婦民全国協は今こそ絶対に越えようと闘ってきた。『戦争は命かけても阻むべし 母・祖母・おみな牢に満つるとも』と掲げてきた絶対反戦の思いが全国にあったからこそ、今年の8・6ヒロシマで多くの学生・青年・労働者と逮捕覚悟の決起を共にし、警察権力に一指も触れさせない大勝利を得た。そして『闘えば勝てる』『私たちにこそ社会を変える力がある』とつかんだ。この地平でさらに職場・地域から反戦と女性の組織化を! 11月日比谷6千人の大結集をもって戦争を止め、社会を変えよう!」と提起しました。
続いて3人の仲間が特別報告に立ちました。広島支部の伊豆ハルミさんは、昨年G7サミットから8・6大勝利に至る闘いを報告。広島の労働者民衆の怒りを体現して「ヒロシマは今、蜂起しなければならない」と決起したと語りました。沖縄支部の和田邦子さんは「戦争絶対阻止の声は沖縄にこそある」と訴えました。そして、川添望「婦人民主クラブ」編集長が「沖縄の女性暴行・隠ぺい事件弾劾! 戦争に行きつく以外ない帝国主義を倒す中に女性の解放がある!」と8月3日に反戦女性集会・デモをかちとった神奈川からの報告を行いました。
各地からの報告・討論は、改憲・戦争阻止!大行進の先頭での奮闘、職場からの反戦ストライキの報告、さらに11月6千人への拡大に向かっての分散会での論議など意欲的に深まりました。初参加の若い世代の仲間は「会員になってがんばる」と表明。福島からは新たに支部をつくっていく決意が表明されました。何より今回の総会で相模原中央支部の荒井素子さんが新代表に就任することが確認され、今秋決戦への総決起の態勢も出発しました。(婦人民主クラブ全国協議会・鶴田ひさ子)

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