キーン・ソード大演習に反撃 広島
海自呉基地に申し入れ
8・6ヒロシマ大行動は10月22日、海上自衛隊呉地方総監部へ「キーン・ソード25を中止しろ」と申し入れを行いました。呉基地と周辺の弾薬庫、さらには米軍・岩国基地とも連携した訓練が行われようとしていることに対して、平日の昼にも関わらず呉在住の労働者・市民先頭に10人あまりが結集しました。「中国侵略戦争反対」「自衛隊員は侵略の銃を取るな」と訴えました。
海上自衛隊は陸上自衛隊と共に、呉に司令部を置く「海上輸送群」を新設し、遠征前進基地作戦(EABO)の戦域である琉球弧へと人員と物資、戦闘車両を輸送する拠点になろうとしています。日鉄工場跡地の買収と「新拠点」建設もそのためです。いま準備されている戦争は、中国や沖縄を犠牲にする戦争である上に、1945年の呉空襲やヒロシマ・ナガサキを繰り返すものでもあります。
この情勢にも関わらず「中国侵略戦争反対」「自衛隊解体(基地撤去)」を真っ向から掲げる勢力は我々大行進運動のみになってしまっています。しかし我々のもとに今年の8・6を機に呉からも新たな人々が結集し始めています。
申し入れ後は雨の中、呉駅前通路で街宣。人生で初めてビラを配ったという市民も参加し、100枚のビラが1時間弱でほとんどなくなりました。全国でキーン・ソード反対闘争を爆発させ、11・3集会への大結集を作り出していきましょう!
(広島大学学生自治会・田丸鴻一郎)
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